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絶対ダイエットしよう。
固い決意を胸に私は落ち着きを取り戻す。
肩車ができないとすれば、後は何があるか？
『皆、何か使えそうなものは持ってないのか？』
鶴丸「ああ。一応、脱出するときのことを考えて縄を持ってきてある」
太鼓鐘「ただ、縄って上から垂れ下がってないと意味ないんだよなー、コレが」
鶴丸「はははっ、上に括り付けておくのを忘れてなあ。いやあ、うっかりうっかり」
ああ、馬鹿が二人……。
蛍丸「重りを括り付けて投擲するのは？あそこに見える太い木の枝に引っかかれば脱出できるよ」
愛染「でも、使えそうな重りなんてないぜ？使えそうな大きさの石もこの辺にないし」
『いや…、本体を召喚して本体を重りにするのはどうだ？』
太鼓鐘「それだ！」
鶴丸「と、なったら適任は御手杵だな」
御手杵「え？おいおい、槍だからって投擲に適しているとは限らないぜ。俺は槍の中でもかなり重いからな」
太鼓鐘「大丈夫だって！御手杵の力ならイケる！」
御手杵「まあ、試してみるだけならいいけどよ」
そういうことで、御手杵が本体を召喚し、縄を括り付けた。
御手杵「しかし期待はするなよ。なにせ俺は、刺す以外能がないからッ、なッ！！」
ビュンッ！！
重たい槍がすごい勢いで飛んでいきーーー見事、木の枝に引っかかった。
『おおっ！』
太鼓鐘「やったぜ！」
愛染「これで脱出できるな！」
よし、あとは縄を伝って穴から出るだけだ。
鶴丸「刺すしか能がない、という割には見事なもんだ」
蛍丸「投擲の才能あるんじゃない？」
御手杵「いやあ、それほどでも…」
愛染と太鼓鐘が縄をスルスルと登っていく。
蛍丸も少し苦戦しつつゆっくりと登っていく。
蛍丸「俺、国俊と違ってあまり身軽じゃないんだよね…」
愛染「頑張れ、蛍！」
木の枝がギシギシと音を立てた。
『…木の枝が折れたりしないだろうか』
鶴丸「結構太くて、丈夫そうだがなあ」
御手杵「俺の槍より太いから、そうそう折れることはないんじゃないか？」
ボキッ
蛍丸「あ」
『あ』
愛染「あ」
太鼓鐘「あ」
鶴丸「あ」
御手杵「ああーーー！！？」
折れた。
ーーーー御手杵の槍が。
御手杵「うっ……！」
『だ、大丈夫か！？御手杵！？』
御手杵「薄々、こうなる気はしてたんだよなぁ……ま、これも運命、か……」
ガクリ、と力が抜ける御手杵。
『お、御手杵えええーーーー！！？』
御手杵、刀剣破壊ーーー！！
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男爵いも - 月輝さん» 体重増加には原因があります…なので減りません。原因は鶴丸ルートが進めば明かされます。原因の原因はいつか明かします。 (2017年4月9日 23時) (
レス) id: 0b96eccedf (このIDを非表示/違反報告)
月輝(プロフ) - 手入れしても体重って減らないんですかね？ (2017年4月9日 0時) (レス) id: d9acc59419 (このIDを非表示/違反報告)
男爵いも(プロフ) - 少年漫画では良い奴ほど死んでいくのです( ；∀；) (2017年4月6日 22時) (レス) id: 0b96eccedf (このIDを非表示/違反報告)
月輝(プロフ) - 御手杵！？(’ω’)ﾌｧｯ!!? (2017年4月5日 19時) (レス) id: d9acc59419 (このIDを非表示/違反報告)
男爵いも - 黒蛇さん» 正体は無駄にイケボな残念系イケメンこと亀甲さんでした！大正解です！コメディにはとっても有難い存在ですね 笑 (2017年4月1日 12時) (レス) id: 0b96eccedf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：男爵いも | 作成日時：2017年3月21日 12時
