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部屋をちらっと覗いた。
コナーだけのはずが、ハンクもいた。
私は聞き耳を立てる。
「Aは大丈夫なのか？」
「…わかりません。でも、僕見つけてしまったんです」
見つけた？
何を？
私何か家に残してたかな。
「何をだ？」
「病院に駆けつける前に、自宅でAを待っていたんです。探索していた時、この紙を見つけました」
「これは…マジかよ」
なんなんだろう。
少しだけ顔を出す。
ハンクの手には白い紙が握りしめられている。
あれ、もしかして…！
「彼女の余命と、検査結果です」
「あのお嬢ちゃん、病気だったのか」
「僕にも分からない病です。最期まで彼女を守りたい。僕にはそれしかできないんです」
ジェリコに行く用意をしてた時だ。
紙を隠さないで、出したままだったから。
これで何もかもがバレた。
心配させたくなかったのに。
「…上に伝えておく。ずっと隣にいてやるんだぞ？」
「はい」
すると、ハンクが立ち上がった。
私はさっと廊下の角に隠れた。
私の前を、ハンクは気づかずに歩いて行った。
背中を見送り、部屋に入る。
気配に気づいた彼が、椅子から立ち上がり、振り向いた。
「A…すまない、勝手に」
「いいの」
私はベッドの元へ行き、座った。
私の前に椅子を持ってきて座るコナー。
彼の手を取って、繋いだ。
強く握りしめる。
「私が死んでも、ずっと生き続けてね？」
「…そんなこと、言わないで」
手元から彼の目へと、目線を移す。
彼の美しい目から、涙が出ていた。
「コナー…？」
コナーの手に力が込もる。
「生きて」
それと同時に、彼の腕の中に私の体が収まる。
何故か温かく感じた。
私も自然と涙が出る。
やっぱり、自分の気持ちを素直に伝えよう。
「…生きたいっ」
そこで、担当医が入ってきた。
「どうしますか？Aさん」
コナーと目線を交わし、私は答えた。
「生きます」
先生が柔らかく微笑んだ。
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マーニー(プロフ) - ちーはんさん» コメントありがとうございます！1度のチャンスなので頑張ってきます！ありがとう!!!!!! (2020年7月9日 16時) (
レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
ちーはん(プロフ) - いくらでも待ちますよぉお！！！テスト頑張ってください！！ (2020年7月8日 22時) (レス) id: 80d1ac7125 (このIDを非表示/違反報告)
マーニー(プロフ) - おいなりさん» コメントありがとうございます！初めまして！ハッピーエンドになるように頑張ります！ありがとうございます！ (2020年6月17日 6時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
おいなり(プロフ) - こちらでは初めまして…！ いつもワクワクしながら更新を楽しみにさせて頂いてます！主人公ちゃんが幸せになれますように...！更新楽しみにしてます！！(*´ч`*) (2020年6月17日 4時) (レス) id: 0d4f9c8090 (このIDを非表示/違反報告)
マーニー(プロフ) - コメントありがとうございます！アプリあって欲しいですよね！コナーに朝起こしてもらいたいw 頑張ります！ありがとう！ (2020年5月17日 12時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごはん。 x他2人 | 作成日時：2020年4月8日 23時
