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(ユンギside)



翌朝、Aにも説明する為に二人っきりになった部屋で声をかける。


「A、大事な話しがある」

『お話ですか?』

「今日から俺らは本当の家族になる」


不思議そうな顔をしながら俺の話を聞く。


「俺の弟って形で戸籍にも登録してある。もう前の家族の所には帰らなくていいって話しだ」

『帰らなくていい…?』

「お前の親と話し合った。俺にAを預けるって言ってくれたんだ」


その一言で全てを理解したのか茶色の瞳からは涙が零れる。やっぱり受け入れられないのだろうかと不安になる俺の手を握り


『ユンギさん達とずっといれるってことですか?もうあの場所に帰らなくていいんですよね…?』

「最初から返すつもりは無かったけどな」

『嬉しいです…、でももう会えないんですね』


会いたいのだろうか…
会ってしまえば傷つくのはAだ。邪魔者だと言われてしまったことを伝えたくはない。


『お母さんも喜んでると思います。僕は邪魔だったから』

「お前は邪魔なんかじゃない。必要な人間だよ」


涙目で俺を見上げると悲しそうに微笑む。
本当に昔の記憶を全部消してやりたい。
こんな悲しそうに笑わせたくなかった。


「もう、お前は俺の家族だから。だから前の事はゆっくり忘れような」

『はいっ…』


握られた手を引き抱きしめた身体は震えていた。
俺にはこの手を手放すなんてできない。あの女がどういう意図でAを必要ないと判断したかは分からないけど俺なりに愛していこうと強く感じる。


『ユンギさんは僕の神様です』

「そんな大層なもんじゃねぇよ」

『だってこんなにも幸せにしてくれる』


甘えるようにキスをされて俺の胸に顔を埋める。
もっと幸せにするよ。お前の深い傷が癒えるように。

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アメスピ(プロフ) - しゅが 。さん» しゅが。さん1話から読んで下さりありがとうございます!大好きと言って貰えてすごく嬉しいです!ゆっくり更新になりますがこの先も読んで貰えたら嬉しいです!ありがとうございます! (2019年9月20日 3時) (レス) id: d7bf211220 (このIDを非表示/違反報告)
しゅが 。 - うわああ更新待ってました…!このシリーズのお話1から読んでて…!とっても大好きだったので久しぶりの更新嬉しいですほんとに( ; ; ) (2019年9月19日 16時) (レス) id: 46ae974855 (このIDを非表示/違反報告)
アメスピ(プロフ) - ラッピーさん» ラッピーさん有難いコメントありがとうございます。仕事がバタついていたので更新出来なかったのですが落ち着いてきたのでまた新しい話を書いていこうと思います。楽しみにして頂けて嬉しいです。ありがとうございます! (2019年9月19日 13時) (レス) id: d7bf211220 (このIDを非表示/違反報告)
ラッピー(プロフ) - アメスピさん。お元気でいらっしゃいますか。このお話が大好きです。またいつか更新されることを楽しみにしています。 (2019年9月16日 16時) (レス) id: 3b02c1c542 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アメスピ | 作成日時:2019年5月26日 18時

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