Sweet Cat 2

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(ジンside)



「ユンギヒョンもしかしてAに手を出したんですか？」

「おー…」

「じゃあもう僕も我慢しなくていいって事ですね！！」


キラキラとした表情で言うと僕も手を出しまーす！なんて言いながらドアに手をかけてユンギに頭を小突かれた。


「今はダメだ。A疲れて寝てるから」

「えー…じゃあ、明日ならいいですか？」

「Aに聞けよ。絶対無理やり抱くなよ」

「それは大丈夫です！Aは僕のこと大好きだから！」


自信満々にテヒョナは言うとドアから手を離しリビングへと消えて行った。


「困った弟ですよね…」

「それユンギもだからね」

「いや俺はちゃんとAから許可貰ったんで」


許可を貰ったからいいって訳じゃないよ？


「ジンヒョンは我慢できるんですか？」

「僕はAが18になるまでは手を出さない同盟の一員だからね我慢できるよ」

「なんですかそれ…？」

「ナムジュンとホソガと僕の同盟！」

「いつの間にそんな同盟を…」


3人で話した時にAがちゃんと自分の意思で僕らを選んでくれた時に手を出すって決めたんだよね。
今のあの子は捨てられない為ならなんでもするから。
我慢して生きてるあの子を守る我慢する人も必要でしょ？


「俺、そういう所すげぇなって思いますよ」

「でしょ？ 多分下の子達はすぐ手を出すだろうからこれから大変だよユンギ」

「無理をさせないように警告しときます」

「うん。ユンギもね？」


僕の言葉に苦笑いを浮かべながら分かりましたと返事をする。
大切にしなきゃね？

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