腐女子は見た！【男主】

屋根裏 ページ8

A視点


新しく出来た友達と、弁当を
食べながら雑談する。

今までどこに行くのか聞いてくる奴
いなかったし、昼飯に誘ったことも
なかったから新鮮やな


あ、小鳥のぴっぴが来た



ぴっぴ「ピィ、ピチチ、ピィピィ」


『わぁってるって、ほら食べな』


ぴっぴ「チチ…」


肩に留まった小鳥に、ほぐしたおにぎりの
かけらを食わせる。器用に嘴でさばいて
飲み込む姿は、いつ見てもかっこいい


『美味いか、ぴっぴ』


ぴっぴ「ピィ！」



コネ「なぁショッピっぴ…あ」


『ぶっは、くっふふふ…』


ショピ「は？クソ先輩？」


ゾム「ショ、ッピ、ぴ、かっはは！」


スマ「見事に混ざったな、ははっ！」


Br「ショッピっぴー、ふははぁ！」


ショピ「あーこのクソ先輩！
どうしてくれるんすか！？」


『ぇ、えやん、かわえぇよ
ショッピっぴ…くふふっ』


ショピ「笑っとるやないですか！
…あーもう、A先輩のせいで
心に深い傷を負いました」


『え、俺のせい？』


ショピ「これはもう、先輩が俺のこと
ショッピって呼んでくれないと
治らないっすわー
あーイタイナー」


『え、ごめ、ごめんってショッピ！』


ショピ「！、これからもそう呼んで
くれないと、一生治んないかも
しれないっす」


『分かった分かった！これからも
呼ぶから、な？』


ショピ「言質は取りました」


『え、はめられた？』


ゾム「おい、狡いぞショッピ！
A、俺のことは、ゾムって
呼んでぇや！」


Br「え、僕もブルークって呼ばれたい！」


スマ「…スマイルって、
呼んでくれないか？」


『え、ちょ、ま、えぇ！？』


一気に距離縮まり過ぎでは！？
いや、嬉しいけど…


『あの、あだ名で呼ぶなんて中々
したことないから、ちょっとずつで
良いか？』


Br「もちろんいいよぉ、じゃあ僕は？」


『ブルーク？』


Br「うん！」


スマ「…俺は？」


『スマイル、？』


スマ「正解」



ゾム「俺は俺は！？」


『…ゾム』


ゾム「せやで！」


ショピ「A先輩押しに弱過ぎ
やないですか？」


『だ、だって頼まれたし、それに…』


コネ「それに？」


『あだ名で呼ぶの、新鮮だから
なんか嬉しい』


大体苗字か名前呼びだったからな



コネ「そ、そうか？」


ゾム「ソレハヨカッタナ」


『なんでカタコト！？』



拝啓 父さん、母さん
平凡な俺に、面白くてイケメンな
友達が5人もできました。









追記
顔面偏差値の差で溶けそうです

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