10時10分の電車

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「あ、ごめ…」


「大丈夫？もっと俺に寄りかかっていいよ」


こんなのドキドキしちゃうじゃん…



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朝いつもの電車に乗ろうとしたらいつもより人が多くてぎゅうぎゅう詰めだった。


いつもの電車だから当然スニョンくんがいて、いつも通り挨拶をした。


ぎゅうぎゅうな上に電車が揺れてバランスが取れなくなってスニョンくんの方に寄りかかってしまったのだ。


うわぁ、私絶対重い…早く退かないと…！！


「あ、ごめ…」


退こうとするとすにょんくんが私の腕を掴んで



「大丈夫？もっと俺に寄りかかっていいよ」


なんて。ちょろい私はドキドキしちゃって



「あ、まって俺と場所変わる？」



そう言って、スニョンくんが私に壁ドンする形になった。


なんてベタな…ベッタベタだけど



「大丈夫？しんどくない？」



こんなの好きになるなっていう方が無理じゃない？



「大丈夫…あ、りがとう…」


スニョンくんが近い、ドキドキする


ガタン



電車が揺れてスニョンくんがバランスを崩した。



「おわっ、ごめん、このままでちょっと我慢して」



もう抱き合ってる？スニョンくんの腕私の後頭部に回ってるんですけど。わかってる頭打たないようにだよね？
胸板厚い…男の子って感じだ。

早く駅に着いて…ドキドキしすぎて私の心臓もたない！





ユンA、完全に恋に落ちました。




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