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翌日
「…ん？」
秘書室の机に置かれた化粧箱。
確認すると中身はマドレーヌだった。
ルッチ『そんなに食いたいなら箱ごと持ってきてやる』
「覚えてたの…？」
秘書室から廊下を覗くが姿は見当たらない。
「お礼…言いたかったのに…」
ルッチ「マドレーヌごときで礼などいらん」
「うわ？！」
背後に立つロブルッチ。
心臓に悪い登場の仕方はやめてくれ。
「あの…この前は…」
ルッチ「あんなに萎えた夜は初めてだ」
「ごめんなさい…でも…」
ルッチ「何だ」
「あの夜がきっかけで…気持ちを再認識できて…無事に…」
ルッチ「あいつの女になったと言う訳か」
私はその言葉に小さく頷いた。
ルッチ「お前の顔を見るのも今日で最後だ。名残惜しいか？」
「お元気で…」
ルッチ「…相変わらずムカつく女だ」
そう言うとロブルッチは私に背を向けた。
「 ( ありがとう…ロブルッチ… ) 」
＊＊＊＊＊＊
ルッチside
『いいんだ…これでいいんだ…』
『うぅ…ルッチ…ごめん…ごめんっ…でも…うぅ…』
『私が…何か…したんですか…？』
『告白…撤回しないって…言ったのに…！』
『嫌だよね…嫌だよ…ね…でも…』
『だい…すきっ…』
体を手に入れたところで心は手に入らない。
この女の心を手に入れる方法が俺にはわからない。
Aを諦めるのにさほど時間はかからなかった。
あれだけ違う男に対する愛をぶつけられれば嫌でも冷静になる。
絶対に向けられる事のない愛を待つほど俺は女々しくない。
ルッチ「 ( 過去の女だ… ) 」
しかし気付けば秘書室にマドレーヌを置いていた。
自分の記憶をいい形で終えようなど俺らしくない。
ルッチ「…相変わらずムカつく女だ」
あの男しか見えていないお前に未練などない。
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トモ(プロフ) - シルバさん» スモーカー推しの方に読んでもらえるだけでもありがたいのに嬉しいお言葉まで！感謝の気持ちでいっぱいです！ルッチの作品も楽しんで頂けるようにこれからも頑張ります！最後まで読んで頂きありがとうございました！ (2023年3月22日 9時) (
レス) id: 4876a9aade (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - 初めまして！作品読ませていただいていた一人のファンです。スモーカーさん推しとしては凄く良い作品でした。泣けました。もし、スモーカーさんの新作がありましたら楽しみに待っておりますので、これからも頑張って下さい！ロブ・ルッチも拝見させていただきます。 (2023年3月21日 19時) (レス) @page46 id: 511cbc77f2 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 葵さん» 久しぶりに更新しました！ようやく結ばれました！ (2023年2月26日 20時) (レス) id: 4876a9aade (このIDを非表示/違反報告)
葵 - やっといい雰囲気になりました💕💕💕💕 (2023年2月5日 10時) (レス) id: b90638a2fa (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 葵さん» 悪魔の実じゃないとスモーカーさんは騙せないと思いまして！ (2023年1月20日 12時) (レス) id: 8212c41558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ | 作成日時：2022年12月10日 22時
