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「私が寝ていた部屋は一人部屋ですか?」
ミホーク「あぁ、隣が俺の部屋だ」
私の部屋、ミホークさんの部屋、食事をするこの部屋。
部屋の並びはこんな感じ。
ミホークさんの部屋が隣なら安心だ。
ペローナ「私と風呂に入るぞ。案内してやる」
「はい」
ペローナ「私が隅々まで洗ってやるからな」
「あ、ありがとうございます…」
ペローナ「女同士の特権だな」
ミホーク「…さっさと入れ」
ペローナ「 ( 少しは妬いたか?ホロホロホロ ) 」
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ペローナ「髪の毛、私が乾かしてやろうか?」
「ありがとうございます…でも大丈夫です。自然乾燥派なので…」
ペローナ「マジか!私は髪が命だから自然乾燥なんてあり得ないんだけど!」
確かに髪を思うなら乾かした方がいいかも。
「お手伝いして頂いて…ありがとうございました」
ペローナ「もう寝るのか?」
「寝ようかな…あれだけ寝たのに眠気が…」
ペローナ「そっか…ゆっくり休めよ。おやすみ」
「おやすみなさい」
私を部屋まで送り届けるとペローナさんは自室に戻った。
いきなり同居する事になった私を受け入れてくれて。
ミホークさんとペローナさんには感謝しかない。
「あっ…」
大事な事を忘れていた。
私は部屋を出るとミホークさんの部屋の扉をノックした。
「ミホークさん…あの…」
ミホーク「ん?」
「今日はありがとうございました…おやすみなさい」
ミホーク「髪が濡れたままだぞ」
「あ、私は自然乾燥派で…枕にタオルを敷いて寝ます…」
私は首元に掛けてあるタオルに軽く触れた。
ミホーク「…そう言う一面もあるのか」
「えっ」
椅子の軋む音が聞こえ、近付いてくる気配。
私の顔が自然と上向きになる。
ミホーク「風邪を引く。髪は乾かした方がいい」
風邪云々を言われると「いいや…」とは言えない。
「ちゃんと…乾かしてから寝ます…おやすみな…」
ミホーク「俺が乾かしてやる…来い」
そう言うとミホークさんは私の手を引いた。
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トモ(プロフ) - トリトンさん» キュンキュンをお届けできて嬉しいです!こちらこそありがとうございます! (2月17日 19時) (レス) id: a48d671f36 (このIDを非表示/違反報告)
トリトン - とってもキュンキュンしました!甘々なミホークをありがとうございます!! (2月17日 3時) (レス) @page44 id: 861ce2f0e2 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - よもぎ餅さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2月8日 7時) (レス) id: a48d671f36 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅 - 更新楽しみにしてました!!頑張ってください‼︎ (2月8日 0時) (レス) id: 66243e415f (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - よっちゃんイカさん» お待たせしました!応援ありがとうございます! (2月7日 9時) (レス) id: a48d671f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トモ | 作成日時:2023年4月10日 1時