１ ページ1
.
目が覚めると夜だった。
しかし遠くの方から「おはよう」と挨拶を交わす声が聞こえてくる。
どうやら夜ではないようだ。
だとしたら私はどこにいるのだろうか。
最新の記憶だと私は自宅でテレビを見ている。
その後の記憶はと言うと…今だ。
私が寝ている間に何が起こったのか。
記憶にはないけど絶対に何かあったはず。
その事実に気付いた途端、じわじわと恐怖が襲ってくる。
「部屋…？」
朝なのに暗いと言う事は室内だろう。
閉じ込められているのではないかと焦り、四つん這いになって地面に触れた。
「何も見えない「何か探し物？」
.
「いえ…探し物では…え？え？」
女性の声に反応し、顔を上げた私は困惑した。
声の主が見当たらないのだ。
「あの…え？」
「もしかして…目が見えないの？」
そう言うと女性は私の肩に手を置いてきた。
「えっ…」
目の前にいる状況なのに女性の姿が見えない。
「見えない…何で…？！」
「待って…目が見えないのを…あなた…」
「今さっき…目が覚めて…でも暗くて…どこかに閉じ込められてるのかと…」
「ここは外…あなたがいるのは公園よ…」
「えっ…そんな…どうしてっ…」
「目が見えないのを今知ったのね…？」
「自分に…何があったのか…全然わからなくて…」
どうして…？
何で目が見えないの…？
「怖い…怖い…」
誰か教えて…
誰か助けて…
「あなた…もしかしたら…私の姪と同じ奴にやられたのかもしれないわ…」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 761人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トモ(プロフ) - トリトンさん» キュンキュンをお届けできて嬉しいです！こちらこそありがとうございます！ (2月17日 19時) (
レス) id: a48d671f36 (このIDを非表示/違反報告)
トリトン - とってもキュンキュンしました！甘々なミホークをありがとうございます！！ (2月17日 3時) (レス) @page44 id: 861ce2f0e2 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - よもぎ餅さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2月8日 7時) (レス) id: a48d671f36 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅 - 更新楽しみにしてました！！頑張ってください‼︎ (2月8日 0時) (レス) id: 66243e415f (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - よっちゃんイカさん» お待たせしました！応援ありがとうございます！ (2月7日 9時) (レス) id: a48d671f36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トモ | 作成日時：2023年4月10日 1時
