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ナミ「A」
その日の夜。
私の部屋にやってきたナミさん。
表情が暗いけど何かあったのかな。
ナミ「ゾロがね…気分が悪いみたいで…」
「えっ」
ナミ「本当に呆れるけど原因は酒の飲み過ぎよ」
「大丈夫なんですか…？」
ナミ「今は医務室で横になってる。でも酒で具合が悪くなったのにまた飲もうとしてて。さっきも怒ったのよ」
どんだけ好きなの。
ナミ「Aも時々ゾロの様子を見てくれる？」
「わかりました」
ナミ「あいつが酒を飲もうとしてたら取り上げていいから」
あの怪力から私が酒瓶を奪えるのかな。
注意する事しかできないけど。
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「…ゾロさん？」
ゾロ「ん？」
医務室のベッドであぐらをかくゾロさん。
具合が悪いのに剣の手入れをしてるのはなぜ。
ゾロ「どうした？」
「ナミさんから具合が悪いと聞いて…大丈夫ですか？」
ゾロ「…大丈夫じゃねぇな」
「剣の手入れはとりあえず置いといて…今は寝た方が…」
ゾロ「こうしてた方が気が紛れるんだよ」
むしろ何かしていたいんだね。
「そうですか…」
ゾロ「心配すんな。酒でも飲んでればよくなる」
そう言うとゾロさんは新しい酒瓶を手に取った。
「ちょ、ちょ、ちょっと…！」
ゾロ「何だ？」
「ダメです…！お酒で具合が悪いのに…！」
私はゾロさんが持っている酒瓶を掴んだ。
「没収です。手を離して下さい」
ゾロ「しょうがねぇな。…だが俺の頼みも聞いてくれるか？」
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作者名：トモ | 作成日時：2023年1月27日 16時
