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ウソップ「A、一目惚れされたな」
「されましたね…」
後々「実は一目惚れでした」とカミングアウトするパターンはある。
でも一目惚れした瞬間に本人に伝えるのはドラマでしか見た事がない。
まさか出会った瞬間に思いを伝えられるなんて夢にも思わない。
祭りが開催される島に到着するのは２日後。
さすがに出会ったばかりの海賊の船長と２人きりは怖い。
でもゾロさんがいるなら安心だ。
バルトロメオ『A先輩！この先にある大きな島で祭りが開催されるべ！』
『え、祭り？』
私はおひとりさまができるタイプ。
１人で買い物や外食する事を苦痛と感じない。
むしろそれが気分転換になっていた。
私とゾロさんとロメオさん。
３人で祭りを回るのも楽しいだろう。
でも祭りと聞いて「１人で回るのもいいな」と思った。
ルフィさん達と出会った日の精神状態からは想像できない。
あの時は誰かが側にいないと不安で仕方なかった。
だからあんな悪夢を見たのだろう。
ようやく心が自分の世界にいた時と変わらない状態に戻った。
３人でしばらく回ったらゾロさんに聞いてみようかな。
久々におひとりさまがしたい。
バルトロメオ「デート…楽しみだべ」
サンジ「うちのクソ剣士がいる事も忘れるなよ」
バルトロメオ「それは仕方ないべ…」
２人きりがいいよね。
私がロメオさんの立場ならそう思う。
バルトロメオ「A先輩！島で合流するべ！」
ロメオさんは軽快な足取りで自分の船に戻った。
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作者名：トモ | 作成日時：2023年1月27日 16時
