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フランキー「酷な話だが食べる前には戻れねぇ…」
店の男性を責めたところでなかった事にはならない。
だから私は彼を責めるのはやめて船に戻ろうと言った。
私が悪魔の実の能力者になった事実は変わらないんだから。
ナミ「ロビン…何の実かわかる？」
ロビン「色は赤色だった？」
「はい…赤色でした…」
ロビン「ムツムツの実かもしれないわ。図鑑で見た事があるの」
サンジ「ムツムツの実？」
ロビン「無痛人間よ。痛みを一切感じない体になる」
ナミ「痛覚がないと言う事ね…」
ロビン「傷が治ってないのに痛みを感じないのが証拠ね」
傷があっても痛みを感じないムツムツの実。
右足の傷がなければ気付くのはまだ先だっただろう。
ルフィ「すげぇじゃねぇか！カナヅチになっちまったけど痛みを感じねぇなんて…」
ナミ「バカ！凄い事じゃないわよ！」
ルフィ「何でだよ！痛いのは嫌だろ！それがないなら…」
ナミ「自分で気付けない箇所に致命傷を負った場合…痛みがなければ気付かないのよ…！痛みがなければ傷を放置してしまう可能性があるの…！」
ルフィ「あっ…」
ナミさんの言う通りだ。
傷が消えて痛みがなくなるのではない。
私の場合は痛みを感じないだけで痛みの原因自体は消えない。
ルフィ「ヤバいじゃねぇか…！！」
ナミ「だから言ってるじゃない！凄い事じゃないって！」
チョッパー「外傷は他人が気付けるからまだいいけど体内は痛みがあるから気付ける病気の方が多い…」
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作者名：トモ | 作成日時：2023年1月27日 16時
