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ガチガチに包帯が巻かれた右足。
チョッパーさんが調合した薬や処置のお陰で痛みはほぼない。
しかしそれは何もしてない状態での話。
完全に痛みがなくなった訳ではなく足を踏みしめれば痛い。
だからその為の松葉杖だったのだが。
ウソップ「何で…松葉杖がないのに走れてんだよ…」
言われて気付いた。
松葉杖がないのに走れた。
なぜか痛みを感じない。
「右足が…痛くないです…」
チョッパー「痛くない訳ない…！踏みしめれば痛いはずだ…！」
ウソップ「でも普通に走って…」
チョッパー「傷口を見せてくれ…！」
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チョッパー「傷は治ってない…激痛とまではいかなくても痛むはずだ…」
ウソップ「走れる訳ねぇって事だよな…」
「でも…本当に痛くなくて…」
ウソップ「クソ…！やっぱり本物だったか…！」
「えっ…」
チョッパー「早く店に行こう…！Aは俺がおんぶするから…！」
可愛らしいチョッパーさんの体が逞しくなる。
これは悪魔の実の能力ではない。
ランブルボールと言う薬の効果だと。
昨日の歓迎会でチョッパーさんが教えてくれた。
ウソップ「行くぞ…！」
チョッパー「あぁ…！」
悪魔の実はかなり不味い。
ウソップさんはそう言っていた。
熟してないレベルの不味さではないらしい。
ウソップ「本物が紛れ込んでたんだ…！」
私…
悪魔の実…
食べちゃった…
どうしよう…
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作者名：トモ | 作成日時：2023年1月27日 16時
