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ゾロ「おい、話をする前にこいつに飯を作ってやれ」
サンジ「言われなくても美味くて胃に優しい食事を作ろうと思ってたんだよ」
胃に優しい…
私が食事を抜いてるの気付いたのかな…
ナミ「ご飯…食べてないんでしょ？」
「食べて…ないです…でもどうして…」
サンジ「顔つきや体の細さからして…君は栄養失調だ」
「栄養失調…」
ロビン「服を着ていてもわかるわ…」
ブルック「心配になる細さです…」
チョッパー「食事には困らなかったみたいだけど食べる気になれなかったのか…？」
私は首を横に振ると甲板の隅に置かれたリュックを指差した。
「出された食事に手をつけないで…そのリュックに入れたんです…」
フランキー「逃亡する為に必要な食料を…絶食して確保したのか…」
「はい…少し…」
サンジ「リュックの中を見てもいいかい？」
「はい…」
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サンジ「えっ…」
金髪の男性の表情が険しくなる。
サンジ「少しどころじゃねぇだろ…この量…」
そう言いながら食料を取り出していく。
逃亡の為に確保したものが床に並べられた。
ルフィ「すげぇ量だな！」
ウソップ「何日…食事を抜いたんだ…？」
「１週間以上…」
サンジ「Aちゃん…そこまでして…あの島から…」
私はバカだなとつくづく思う。
極端に食事を減らした事で体力がなくなって動きが鈍くなった。
せめて今日だけでも食事を摂っていれば足を撃たれずに済んだのかもしれないのに。
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作者名：トモ | 作成日時：2023年1月27日 16時
