2話 ページ2
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国「男の方は、港を縄張りにする兇悪なポート・マフィアの狗だ。名は芥川」
国「マフィア自体が黒社会の暗部のさらに陰のような危険な連中だが、その男は探偵社でも手に負えん」
敦「何故_____危険なのですか?」
国「そいつが能力者だからだ。殺戮に特化した頗る残忍な能力で、軍系でも手に負えん」
国「俺でも__________」
国「奴と戦うのは御免だ」
そう神妙な顔で言い放った国木田。そして敦はもう1人の写真の主を思い出す
敦「では、危険人物と呼ばれる此の少女は__?」
手に持つもう1つの写真を見詰める。そこに映るのは、何処か虚ろな瞳をした少女。敦から見たら、只の少女にしか見えない
太「その少女も能力者だからだよ」
敦「え?」
太「神出鬼没、情報も一切握らせない。此の写真を手に入れる事だけでさえ、何人もの情報屋が行方不明になってる。手に入れただけ奇跡だよ」
太「マフィアの狗みたいに殺戮を繰り返しているわけでも無いけれど、彼女の情報を手に入れ様とした者、関わろうとした者は、必ず行方不明になる」
太「_____それ故、危険人物さ」
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作者名:猫城月乃 | 作成日時:2018年9月17日 19時