90話 言わないで ページ43
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ヨ「………怖くないの？」
姫様が手拭いを汲み置きしてた水で手拭いを洗いながら聞く
『何がですか？』
ヨ「…………怪我をするの」
怖くないかって……ねぇ
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『……そりゃ、怖いですよ
私だって人間ですから』
背後で姫様の手が止まった
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『でも、私には大きな目標があったから』
最大の壁であり、敵であり、大事な相棒
『ハクがいたから、辛いも痛いも耐えてこられた。
彼奴の隣に居られる、頼られる女になりたい
逆に、彼奴をコテンパンに負かしたい
その気持ちが、私の気合いの秘訣』
父上も認めるあの強さ
すぐには無理でもいつか……必ず
『追い付いて、越えて見せる！！』
グッと拳を固めた
『あ、これ絶対にハクに言わないで下さいね』
ヨ「え……？」
『バレたら恥ずかしいので』
すると、姫様は気まずそうに目を反らした
『…………まさか』
ヨ「…部屋のすぐ外に居るの……」
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スパンといい音を立てて、襖を開けた
『お前、覗きか！？言い度胸だなぁ！てか、聞いた！？なら忘れろ！』
ハ「違う！ペラペラ喋るお前が悪い……て、なんつう格好で出てくるんだよ！！」
『腰紐無くしたんだよ！！別にそんな乱れてないぞ！？』
ハ「何処が乱れてないだ！肩が丸見えだ！」
『ハッ、胸元の開いた服きたオネェちゃんの店でも涼しい顔してる癖に！！』
ハ「……っ、何で色町に偵察へ行ったの知ってんだ？」
『私、男に間違えられてその店にいたもの』
ハ「あぁ、お前色気も女らしさもないもんな」
『今すぐ腹に力をいれなサイ！』
お互いに指をならしながら、腰を落とす
一番聞かれたくない奴に聞かれた…………！
今すぐ、消えてなくなりたい！！
恥も怒りも全部ひっくるめて、ハクの鳩尾に拳を叩き込んだ
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コロコロオムレツです！
外出自粛で毎日、暇で暇で暇で………
暁のヨナが無料で読める状況に気がついて、慌てて書き込んでいます！
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fruit - ハクのハが八「はち」になってますよ。 (2021年8月11日 0時) (
レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロオムレツ - そう、思って頂けて本当に嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年5月6日 17時) (レス) id: b67c3bf95a (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - 毎日更新を楽しみに待ってます！！夢主とハクの絡みが面白くて、気付いたらニヤニヤしながら読んでます笑 (2020年5月6日 16時) (レス) id: 8ecca9012c (このIDを非表示/違反報告)
コロコロオムレツ - ありがとうございます！ (2020年5月3日 10時) (レス) id: b67c3bf95a (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2020年5月3日 3時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロコロオムレツ | 作成日時：2020年2月23日 11時
