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何百年か前に茨の国では妖精と人との間に戦争があったと魔法史に載っていた。マレフィセントが居た時代もそうな時だったな。
人の偏見は侮蔑とも言える。それで昔ホローコーストが起きたから、業が深いってものだ。全く人間って言う奴は。
リリアは元近衛兵の右大将で戦争の恐ろしさは痛感している。俺は戦後生まれで直に感じた事は無いが、ついさっきまで栄えていた街や一緒に賑わっていた人々が一瞬にして消え去るのは、どれ程虚しく残酷で絶望的なのかは知っている。

戦争なんて基本的に話し合ったりして解決出来る事をやれず致し方なく行うか、真の平和と発展は無理解の利己主義や国枠主義の馬鹿な連中がやる事だ。
正義を掲げて殺しなんざルーズベルト元大統領がやる愚行だ。
そんな悪魔の連中を見たら殺意が湧くだろう。
目を丸くするリリアと過去の自分が重なる。俺もかつて同じ人間の悪に触れた事があった。大事な物を奪う奴を殺したくて堪らなかった。
それでも、憎んで殺しては俺としては顔向けないのがあった。仲間思いのリリアも同様に憎んだ時期はきっとあった筈だ。それでも連中の子を育てた。子に叱った、褒めた、泣いた、笑った、そして支えた。
これを愛と呼ばずして何と言うんだ。俺は心からリリアを尊敬する。


だってこんなにも良いお義父さんじゃないか。
俺は笑って握りしめて天へ上げて










歯食いしばれ!シルバー!

木刀を振り下ろした。

許せねぇよ。何が此処にいなければ、生きていなければ良かっただ。連中の血が流れているからが何だ。
本当の愛と幸せを与えた親に対して何だその態度は。此処まで育てたリリアに謝れ。いや、人間に対して不器用ながらも大事にしているバウルや気にかけて優しく接したマレウスにも謝れ。
そして育てられた17年分、いや、俺やセベク達がお前と一緒にいた時間を全部その身を持って謝れ。木刀の餌食にしてくれる。

「Aちゃん!落ち着いて!」
「やって良いですよ!Aさん!」
「人間!待て!後で僕もやろう。」
「ひぇ、地獄でござる。」
「止めれる草食動物いないのか。」
「友と誉の為に戦う勇士は気高い!ボーテ100点!」
「こうなったら、俺のユニーク魔法で催眠…「あれが断罪…」何故ノーブルベルカレッジの会長が此処にいる。」


この後、リリアの説得(物理的な抑えも)により騒動は収まった。

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作品ジャンル:ファンタジー
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雪猫 - ♡のアズールとリドルに来て欲しいですね(・ω・) (2022年10月11日 17時) (レス) @page5 id: f747907852 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon  
作成日時:2022年10月2日 11時

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