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剣士の道 ページ35

胸に突きつけられた木刀。
先攻、後攻でも不利が生じるのは両者の技能と知識の差だ。目の前のもう1人の師、Aは力は劣るが知識を持っての勝算がある。
先程、親父殿…リリアは興味深く師の技を見ていた。
セベクは熟考の末に「矢張り卑怯だ。」と眉を顰めて言った。
セベク「逆手で剣を引き抜き、峰に手を添えてそのまま心臓を刺す。後ろに引いても突き技が来るから刺されざるを得ない。」
シルバー「防ぐには盾が必要になる。」
リリア「わしは永く生きていたが、この技は見たことがないのう。お主、一体この技を何処で知ったのじゃ?」
「さて?伝説の技(浅山一伝流)で、東方の国(日本)で大昔(戦国時代)の技です。」
親父殿は目を伏せて「まるで、人を殺す為に生まれた技であるのう。」と言った。
「戦乱ですし、仕方ないでしょう。セベクにお勧めの技があるが聞きたいか?」
セベク「僕にか?」
「示現流。一直線に速く振る。シンプルだが強力な技だ。」
セベク「先程のとは違うのか。しかし、先程のようなものであったなら止めるぞ。」
セベクは殺人技はあまり好ましく思わなかったようだ。
しかし、次に出る説明でその表情は変わる。

「昔(幕末)にとある組織(新撰組)が生み出した技だ。これは戦の為の技ではない。国のトップ(幕府)を守る為の技、つまり国のリーダー(将軍)を護る技とも言える。この技で数多の悪党を打倒した。護衛の技とも言える。」

セベクは曇りなき晴れた顔をしている。

「気になるか?」
セベク「御教授お願いします!」

「よし。」とAは言って脇を締めて真っ直ぐ持つようにセベクに教えた。
「この丸太に打ち込むだけで良い。先人はそれで上達した。」
リリア「イージーモードじゃな。ただ防御ができん。」
「おっしゃる通り、これは攻撃特化の技。避けられたら終わり。攻撃は最大の防御。ひたすら打ち込め。」
セベクは早速打ち込みを始めた。


「朝に三千、夕に八千が基本だ。」
リリア「何と?」
「達人クラスになると打った瞬間から煙が上がる。」
シルバー「物理で?」
「技を防いだ者は刀は壊れて頭蓋骨にめり込んで死んだ。」
リリア「剛剣か?」

「組織の幹部・長は合計で八人は下らない‼︎お前が死ぬにはまだ早い。己を知り、世界を知り強くなれセベク‼︎!その者達は先、幾年月でも強者の座にて待つ。待つ猛ける己が心力挿して八つの剣を超えてみよ‼︎組織の幹部・長を超えてみよ セベク‼︎」
セベク二度と負けない‼︎

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作品ジャンル:ファンタジー
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雪猫 - ♡のアズールとリドルに来て欲しいですね(・ω・) (2022年10月11日 17時) (レス) @page5 id: f747907852 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon  
作成日時:2022年10月2日 11時

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