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デュース・スペードの事件簿3 ページ26

「この二つに関係があると?」と不動産屋は聞くとA先輩は頷く。
「あくまでも私の考えですが、主人は昨日に奥さんを見つけて結婚しようと考えているかもしれません。」
そんな。
「まだ分からない点が多すぎる、デュース、此処は証人が必要だ。」
デュース「証人って、真逆!」


「………ゴーストだ」


「奥さん?見かけてないわね。」
貴婦人ゴーストがそう言うと「そうですか。」とA先輩は言った。
不動産屋はガクブルと震えていた。
デュース「A先輩、かなりのゴーストに聴取しても動じない。ゴースト相手になんて気丈だ。僕も見習わないと。」
「年一って、何歳の時からだ?」と顔を青ざめて不動産屋は横目でA先輩を見る。
「11の頃ですね。」
デュース「11ってエレメンタリースクールの時からですか⁉︎」
真逆、A先輩は小学生の時から肝が据わっているのか?
「さて、ここまで324人聞きましたが東ホールには奥さんは行かなかったようです。」
不動産屋「何故、そうだと思うんだい?」
「東ホールによく居る方達だからです。まぁ、此処では寒暖差でやられますから。」
デュース「雪降る輝石の国から温かい薔薇の国に変わるような感覚ですか。確かに体調は崩しやす…」
「氷づけにされた後、溶岩に向かう差だ。」
「「え」」
「あと15人聞きましょう。次、デュースが聞くように。」


凍死と焼き死しか選べないのか。

不動産屋「後、何人のゴーストに聞けばいい?」
デュース「かなりの人数ですね。もう顔を覚えられない程だ。」
これで493人あと173人聞いてください。」
デュース「えっと、493+173で666。いくら効率よく複数を集めて聞いても気が遠くなる。」
不動産屋「現段階で分かっている事は東ホールと墓地と庭には行っていない事だね。」
「デュースの次は不動産屋さんが聞きに行ってください。」
不動産屋「えええ!まだあるのか!」
「大丈夫ですよ。主人も含めて333人聞けば良いのですから。」
不動産屋「君、三分割でやっているだろう。」
「公平と言ってください。」
デュース「999人って…」




不動産屋が息を切らしながら「これで、全員、だな。」と途切れ途切れに言う。
お疲れ様だ。
「デュース、何か分かった点はないか?」
書いた証言内容を確認する。
有力だと思われるのは主人と執事の証言だ。
主人は奥さんを見かけてはいないけど、執事は見かけている。
執事が見かけたのは確かに不動産屋が探している奥さんの特徴に合う。

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作品ジャンル:ファンタジー
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雪猫 - ♡のアズールとリドルに来て欲しいですね(・ω・) (2022年10月11日 17時) (レス) @page5 id: f747907852 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon  
作成日時:2022年10月2日 11時

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