ツイステ答えを見つけて考えた結論は (ページ23)

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オーナー「モストロラウンジで働いてくださいよ！(切実)」ページ23

そう叫んだのは言わずとも胡散臭いと評判のモストロラウンジのオーナー、アズール・アーシェングロットだった。
縋りつかれたAちゃんは徹底的に断った。
いくら友人の頼みでも引けない。
「ヤリカタギ…。」と絶句するフロイドと、「……。」と何も言えなくなったジェイド。
良かった、オレは変じゃなかったとホッとするオレ。
葬儀かのような空気になっている。

事の始まりはAちゃんのバイトデビューの話。

オレは、Aと辛い食べ物を食べ時に「へー、何処？どんな所？」と気になって聞くと
［マンション］
［住人999人］
［陽気な人多数］
[音楽が流れる]
[来るもの拒まず歓迎！]と返ってくる。

「楽しそうな所じゃん。」とテンション上がるけどAは「……そうだね。」とゆっくりと頷いた。
「良かったら来る？スポットとして悪くないと思うんだ。」
ケイト「もちろん。こんな映えスポなんて見た事も聞いた事もないし。」

この時のオレへ
それだけはやめとけと言いたい。

だって

ビューオオオオォォォと吹き荒れる風に鬱々とした闇の建物、庭は荒廃していて墓は冷気を放っているよう。
そして本館はそれ以上に暗く夥(おびただ)しいまでの死を連想させる闇を体現しているようだ。

口から空気がヒュッと音がする。

ケイト「Aちゃん、この建物って」

油のきれたブリキのように首を横に向けると、Aちゃんは変わらず無表情だが此の所(ヤバい建物)ではいっそ清々しいまでに明るく聞こえる声で言った。

A「ようこそ、【ホーンテッドマンション】へ」

オレは持っていたスマホを絶叫の合図に落とした。

ケイト心スポ

土だらけのケイトのスマホを拾って払い、驚愕で固まって力の抜けたケイトの手を持ち上げてスマホを渡す。
俺は、ケイトは(監督生から聞いた)霊の乗っ取りと時が止まったハロウィンの事件があるし大丈夫だろうと思って誘った。
流石にダメだったのだろうか？

取り敢えず、固まるケイトをマンションへ引っ張っていこうとしたら「無理」と。
「じゃあ、外観だけ見て行くか？」
ケイト「それより、Aちゃん！もっと別の所見て行かない？」
「悪いが、今日ここのバイトなんだ。」
ケイト「冗談(ジョーク)好きになっちゃったのかな？それなら」
逸らそうとするケイトに俺は「招く事がバイトなんだ。」と言った。

そしてケイトが俺を掴みVIPルームへ連行