ツイステ答えを見つけて考えた結論は (ページ14)

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堅実な学園ページ14

ある日の頃。入学して数週間が経って落胆した。
無いだと…。俺は嘆いた。
学園と言えば理事長が、校長が、教頭が居る。
なら当然アレがあると思ったが違った。
アレが無い。予算案、挨拶運動、目安箱などを期待したが違った！

俺は理解した。

生徒会が無い!

荒れ狂う気持ちを抑えて顔を覆う。
そんな時、父親は何か紙を取り出して俺の前に見せる。

紙は筆記体でこう書かれていた。

グロウ・A
○○年○月○日
ノーブルベルカレッジ学園長 ○○○○・○○○○○

魔法史担当の教員が熱病により欠席することになり、我が校は現在教員不足に陥っております。
なので臨時教員として魔法史担当の生徒への御教授をよろしくお願い致します。

ノーブルベルカレッジ？
首を傾げる俺に父親は「行って見れば分かる」と言って学園へ案内した。

学園はRSAとNRCよりも建物や庭の規模が小さく、広く多く活動することは出来ない。
しかし、建物の構造が対象で静かな紺の屋根と潔白の壁は合わさる事により、思わず背筋がピンっとする程厳かな雰囲気を放ち、先程見た賑やかな花街とは正反対にシックな学園。

辺りは綺麗に清掃と整備されている。
一瞬、令息が通っているのかと思った。
それはNRCとRSAも当時は似たように感じた。

「A先生、来て下さり有難う御座います。」
そう話しかけたのは学園の関係者だった。
関係者は俺の方を向いて父親に「此方の青年は？」と聞く。
「私の息子です。」
俺は挨拶をして頭を下げる。
何となく、この学校は他校より秩序を守り身だしなみに厳しそうだ。
父親は魔法史の臨時教員として勤務している間に此処の伝統について学ぶと良いと言った。

始めに学園にある石像を閲覧しよう。
石像はナポレオンのように躍動的に馬に乗っている男だ。
男は刻まれたシワに吊り上がりの眉の締まりのある表情をしていた。
外見の通り、彼は賢人で厳格である。
役職は司祭で、名をクロード・フロロー。
ノートルダムの鐘の登場人物だ。

彼の残した業績は…

「石像が気になるのかい？」
聞き覚えのある声が響く。
この声は確か…少年漫画で青エクの悪魔キャラの声優さんだったような。

感慨深い気持ちになって振り返ると、そこには真っ直ぐと無表情でこちらを見る青年がいた。
髪は白いが俺のような雪髪と言うよりも高貴な絹(シルク)に近い。

正しき判事→←後日談(♡の場合)