回想2 ページ43
ある草原に兄弟がいた。お互いライオンだが兄は力が強く立派な王として讃えられているのに対して弟は力はそれほど強くなく小心者。
ある日、兄息子を王の後継者とする式をあげた。そこに弟は行かなかった。
執事から嫌われてる弟だが、ある動物には人気。
ハイエナだ。ハイエナは食料不足で毎日ひもじい思いをしてる。弟はそんなハイエナに獲った肉を与えている。
弟とハイエナは友達であった。
そんな草原に事故で王とその息子が亡くなったと話があがり弟が王様になった。
ハイエナも同じ所に住むことになったが、食料と水不足になってしまった。
此処までの話を全てホワイトボードに書きながら説明した。
レオナは内容の全てを書いた。
A「最後の水不足はハイエナが多く加わったことにより比例する。ではここまで。10分後にこれのテストを行います。」
ホワイトボードに書いた内容を消してもう一枚の紙をレオナに渡す。
紙には〈1〉から〈12〉までが縦に並んでる。
A「それは解答用紙。問題用紙は試験開始に渡します。」
テスト後
A「ではその紙を私に。」
Aは受け取ると解答欄を一瞥し、ファイルに入れてそのまま父親であるグロウと帰った。
さっきのテストが今後を大きく変えるとはレオナは思えなかった。
帽子の点検が終えて、Aは持っていたメモ用紙に異常なしと書く。
レオナは気になっていたことを聞く。
A「帽子についてですか。…魔力強化ですね。」
ラギー「魔力強化。」
A「この手の物は実力者用となりますが、真逆レオナがオーバーブロットするとは…処理するのに骨が折れるでしょう。何ともあれ事なきを得て良かったです。」
レオナはつまらなそうに「結局ディアソムニアには負けたがな。」と言った。
A「失敗は二の次、次に努力しなさい。…それよりも」
少し眉を上げて「留年する気か？」と言った。
A「ラギーから「寝てばっかり」と聞きましたが…」
しばらくAは黙り込み「今日のマジフトお疲れ様。」と言ってラギーにドーナツと、レオナには肉をあげて保健室から出て行った。
いつもAは何かとレオナ達に色々とする。
それは全部、自分達の利益となり得るものだ。
ラギー「Aがうちの学校の生徒じゃないの納得っスね、あのお人好しはいないし」
革命で貧困をなくそうと考え出した、解決法を出したのも彼だ。
振り返っても行動力のある性格だった。
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柳玲霊鑑(プロフ) - 指摘有難うございます。しかし、此処だけの話…其れは伏線です。(о´∀`о) (2022年7月27日 22時) (
レス) id: e9bdb0e98f (このIDを非表示/違反報告)
琥雪 - 19話の主人公が、ジェイドを呼ぶとき、ジェットになってますよ (2022年7月27日 15時) (レス) @page20 id: 7cb0ef4db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳玲霊鑑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時：2022年4月3日 22時
