回想 ページ42
ディアソムニア寮とサバナクロー寮の寮対抗のマジフトで引き分けが続きレオナは魔力の使いすぎによりオーバーブロットせざるを得ない？ことになってしまった。
ラギーはレオナが被っていた帽子が気になっていた。
レオナは一緒に入っていた手紙を見せるとすぐにラギーは理解した。
何かしらの噂でサバナクロー寮がディアソムニア寮に負けたと聞いたのだろうとレオナは考えた。
あの魔力のオーラが消えて、元からそうであったかのように唯の柄のついた帽子になった。
マジフトで帽子を被った時、魔力が強くなったように感じた。
嘘のようなそれが事実であると証明になったのはNRC一強いマレウスが押されたからだ。
いつも平静で焦りの無いマレウスはこの時に目を見開いた。あの達観したリリアも予想外の事態に目を丸くするまでの強力な魔法。
手紙の裏の忠告文に『半人前が被ればたちまち強くなるのは返って悪化する』と書かれている。
使い方を間違えば良くない。
ある意味、これは上級者用の帽子であった。
保健室でノックがしたからドアを開けると、レオナにとっては馴染みの無い雪の髪が黒いフードから少し見えた。夜空に星が一つあるような瞳の青年がいた。
たまに会う程度なのに不思議と友人と言える域まで概に達していた。
雪の髪の青年、Aは帽子の点検をしにきたのだ。
帽子を手に取っている中、レオナは革命後の時を思い出す。
書斎でずっと本を読んだり文章を書いたりしているAはひたすらに学習しているようだった。いつもの凪いだ水の表情でいる。
思えばあまり表情が変化しない。笑いもしなければ泣きもしない。
落ち着いた感じと言うよりも暴れようがない植物のような人。
かれこれ3時間が経った。
この間に席を立たずに学習したのはかなりの集中力である。
Aはレオナの兄であるファレナの所へ行った。
部屋で何か話をするのか。
一時間半ほど経ったらAはレオナに紙と筆記用具を渡して「お勉強しましょう。」と言った。
レオナからしてみれば勉強は日常の一部である。
構わないけど何の内容を学ぶのか。
書斎まで一緒に行くとAは机の上にホワイトボードと三本のマーカーペンを魔法で出す。
ホワイトボードは大型テレビ位の面積でマーカーペンは黒、赤、青の三色。
Aはホワイトボードを立てて黒のマーカーペンを持ち【
A「それでは歴史について話します。」
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柳玲霊鑑(プロフ) - 指摘有難うございます。しかし、此処だけの話…其れは伏線です。(о´∀`о) (2022年7月27日 22時) (
レス) id: e9bdb0e98f (このIDを非表示/違反報告)
琥雪 - 19話の主人公が、ジェイドを呼ぶとき、ジェットになってますよ (2022年7月27日 15時) (レス) @page20 id: 7cb0ef4db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳玲霊鑑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時：2022年4月3日 22時
