眠れる森 ページ32
父親「茨の谷の者は就寝中なんですか。」
深夜に来たものだから寝るのは仕方ない。
でも10時にか。
今、俺は茨の谷にいる。
マレフィセント系のキャラクターは此処にいるだろう。
待っている間どうしようか。
考えてふと思う事は
A「調理室はどこですか？」
料理だ。
ジャミルとトレイが「助けた礼に何か出来る事はないか」と聞いてきたから俺は「料理を教えて」って言うと喜んで了承した。
何か俺いい事したっけ？
作った物を従者にこれを就寝中の者に嗅がすように頼んだ。
時は過ぎて今。
父親「マレウス・ドラコニア様、リリア・ヴァンルージュ様。シルバー様が入学招待された事をお祝い申し上げます。」
リリア「礼を言うぞ、グロウ。くふふ。相変わらずお主の一族は堅苦しいのう。」
リリア・ヴァンルージュは見た目は低く黒に内側が蛍光色の赤の髪をして、幼い顔をしているが声の低さや言葉使いからして精神年齢は俺の父親よりも遥かに上だ。
対してマレウス・ドラコニアは身長は非常に高く、漆黒の長い髪と角をしている。次期茨の谷の王と言えるだけあり、リリア・ヴァンルージュ程の歳はいってなさそうだが偉大な者になるだろう。
此の方はマレフィセントがモデルだろう。
マレウス「それはそうだが、シルバーとセベクが何か美味しい物を食べたいと言っていた。」
父親は頭の上にハテナを浮かべたのか首を傾げる。
俺は一つ手鳴らして、城の従者達を呼ぶ。
従者達は西洋蓋のクローシュを取り料理を見せる。
父親は硬直した。
翠の目のマレウス・ドラコニアと赤目のリリア・ヴァンルージュは目を見開いた。
父親「長い間こもっていたのはそれが理由か。」
俺は一息ついて言う。
A「お二人が希望している料理は熱砂の国伝統のカレーと薔薇の国伝統のタルトでございます。」
右奥で静かな銀髪青年と雷の黄緑の髪青年がいた。
A「お気に召しましたら、どうぞ召し上がってください。」
黄緑髪の青年はワナワナと震えてる。
父親はただ俺に「どうやって朝までに食材調達した？茨の谷から熱砂の国と薔薇の国は近くないぞ。何、サラッと当たり前のように人様の希望料理を調理して…」と真顔で質問する。
リリア「まぁまぁ、グロウよ。詳しい所は今度聞けば良いじゃろう。まずは朝食じゃ。」
二人に食べさせたら好評だった。
黄緑髪青年は俺に「何故、希望の料理が分かった」と聞いてきた。
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柳玲霊鑑(プロフ) - 指摘有難うございます。しかし、此処だけの話…其れは伏線です。(о´∀`о) (2022年7月27日 22時) (
レス) id: e9bdb0e98f (このIDを非表示/違反報告)
琥雪 - 19話の主人公が、ジェイドを呼ぶとき、ジェットになってますよ (2022年7月27日 15時) (レス) @page20 id: 7cb0ef4db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳玲霊鑑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時：2022年4月3日 22時
