少年の母親 ページ4
少年の家の前
右にアルチェーミ・アルチェーミエヴィチ・ピンカー、左にトレイ・クローバー。
リーダーとして俺は真ん中にドアノブをひねる。
「失礼します！」と少し大きな声で開ける。
A「お願いがあって来ました。不躾ながら申し訳ありません。」
目の前にいる少年の母親は俺の両隣にいる少年達を見た途端に「帰ってください。」と言った。
俺は引き下がらずにむしろ前へ進む。
A「願いは一つあります。願いを叶えるべく私は此処に伺います。少年、トレイ・クローバーとアルチェーミ・アルチェーミエヴィチ・ピンカーの遊ぶ時間をお願いします。」
当然母親は否定しヒステリックになる。
母親「帰ってください。」
A「夕刻には帰りますが、また来ます。貴方が息子を思っての行動は百も承知です。
しかし、だからと言って賛成する訳ではないです。子の気持ちを考えてください。小学生の年です。」
母親「あの子は学べれる。活用しなければ、ルールを守っていかなければならないの！食生活だって毎日ヘルシーで砂糖の塊を口にせずにいられるのよ。それに…」
俺は此の後の少年の母親の言葉なんて耳に出来なかった。
ある言葉が気になったから。
砂糖の塊？もしかして、あのいちごタルトの事か？
砂糖の塊と言っても色々ある、例えば白米はだ液に含まれるアミラーゼでブドウ糖になる。
ブドウ糖は甘いもので摂り過ぎれば毒だが、脳には必要な栄養素だ。それを取り上げるのか？
Aは激怒した。
表情はいたって冷静だ。
A悪化するだけ!
いきなり声を大きく上げた俺に母親とトレイ・クローバー、アルチェーミ・アルチェーミエヴィチ・ピンカーは驚く。
A「砂糖の塊だから食べない方がいい、一理ありますが、砂糖を摂らなければならないのです。
息子の学が高いのは砂糖を摂っているからです。ブドウ糖は脳に必要な栄養であり、思考力を上げます。
そして、ドーパミンを得られる。
集中する事は良いのですが、休みがなければストレスとなり、判断力が鈍り、感情が大きく爆発します。
優秀な画家でさえもそうなります。
休みを入れてようやくあの美しい作品が出来上がるのです。
息子を思っているのならば休みとしてストレス発散として多少の娯楽くらい良いのではありませんか？
よくお考えるようお願い申し上げます。」
ちょっと営業みたい。
俺以外固まる人達の空気を誤魔化すように思った。
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柳玲霊鑑(プロフ) - 指摘有難うございます。しかし、此処だけの話…其れは伏線です。(о´∀`о) (2022年7月27日 22時) (
レス) id: e9bdb0e98f (このIDを非表示/違反報告)
琥雪 - 19話の主人公が、ジェイドを呼ぶとき、ジェットになってますよ (2022年7月27日 15時) (レス) @page20 id: 7cb0ef4db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳玲霊鑑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時：2022年4月3日 22時
