青い炎の髪 ページ27
父親がよく留守だったのは研究だったからか。
点と点が繋がった俺は満足する。
しばらく椅子に座って書き物して待ってると、ウィーンと扉が開く音が聞こえる。
部屋の前にいたのは青く長い炎が下降したような髪にライトな黄色の瞳をした青年が立ってた。
真っ白な顔を青くして青年は去って行った。
服装はナイトレイブンカレッジで見たあの黒い制服に寮の腕章が付いているから学生だろう。
人が苦手なんだろうな。
かつての先輩もあんまり社交的ではなかった。初恋だったな〜、おっとと惚気てはいかんいかん。
ヤマアラシのジレンマ
適切な距離を取らねば。
俺はまた書き物をする。
しばらくして何か話声が薄っすら聞こえた後に青い炎の短髪に同じライトな黄色の瞳の俺より身長の低い子が現れた。
否、人では無いな身体が白いシャープな無機質でできている。足の裏は鉄人ア○ムのように炎が出るだろう。
ソフト○ンクの社長が居たら笑顔70%になるだろう。
良いね。夢があるよ。
ロボット少年？は「いきなり、兄さんがごめんね。」と眉を下げて言った。
高い機械の声を感じさせない優れた性能だ。
表情も言葉と合致して伝わる。
このロボットを開発した人は非常に頭いいぞ。
感心して言葉を失うがこのままでは良くない。
A「彼なりの距離のとり方でしょう。私も似たような行動してましたよ。」
少年「そう。良かった。」
アンドロイドを初めて見た。
確かハデスの方は計測機があったな。
なら此処は何百年後かでこの科学的発達したのか。
すごいな〜。
また感心を深めているとロボット少年は声をかける。
少年「君はグロウ・Aさんの息子さんで合ってるかな？」
A「はい。」
グロウとは俺の父親の名前だ。
少年「名前はなんて言うの？」
A「A。」
オルト「僕はオルト。兄さんは久しぶりの訪問者に驚いているんだ。オーバーブロットの化身についてだったよね。この写真がオーバーブロットの化身だよ。」
丸い器に墨が入ったような頭の大きい化け物だ。
A「オーバーブロットの化身…。」
オルト「此のオーバーブロットの化身は優秀な魔法士がオーバーブロットした際に起きる極めて稀な現象なんだ。」
俺はオルトの言った事をメモする。
A「オーバーブロットって何ですか？」
オルト「オーバーブロットはブロットの許容範囲を超えた事。兄さんが手にしている此の青い宝石が黒くなってるのは毒素を持っている物なんだ。」
やりたい放題できないのか。
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柳玲霊鑑(プロフ) - 指摘有難うございます。しかし、此処だけの話…其れは伏線です。(о´∀`о) (2022年7月27日 22時) (
レス) id: e9bdb0e98f (このIDを非表示/違反報告)
琥雪 - 19話の主人公が、ジェイドを呼ぶとき、ジェットになってますよ (2022年7月27日 15時) (レス) @page20 id: 7cb0ef4db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳玲霊鑑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時：2022年4月3日 22時
