作品はファイヤーだ ページ22
監督が来たが俺はまた本を燃やしてススをあげる。
何度も何度も来るから察しの悪い監督に俺はハッキリ言う。
A「作品のストーリーはよろしいのに、気持ち悪くなりました。
ひとつの話しか見てないようで、役は柵があるかのように越せれない。
マンネリ化してつまらなくなりました。
変える気がないなら、私の作品を読まないでください、触らないでください、評価しないでください。」
監督は何も言わなかった。
奥ではディレクターやマネージャーにカメラマンと俳優達がポカンとした。
大分スッキリした気持ちになる。
原作者を通してなければ怒る気持ちは前世は作者ではなくても分かる。
監督の作品はもう二度と見ない。
前世の作品が一番だ。
確信したらふわふわ飛んでいる気分になり、俺はまた前世の作品を参考に作るべく家へ向かった。
突然、子役のヴィル・シェーンハイトは「アンタ、名前は？」と俺に聞いて来た。
俺は匿名で言う。
ヴィル・シェーンハイトは深く掘らずに「そう。」と言う。
オネェ口調かよ。でも中性的だから違和感ない。
しかし、綺麗だ。
アメジストを見てる気分になる。
ヴィル「アンタ、じゃがいもね。」
お腹減ってるのか？
俺は袋の中からじゃがいもを取り出してあげる。
ちょうど良かった。ラギーの祖母から大量のじゃがいも出荷したから食べきれなくて困っていたんだ。
ヴィル・シェーンハイトは目を丸くした。
よし、次はネージュ・リュバンシェにあげよう。
ネージュ「え、いいの？」
俺は頷くと嬉しそうに貰う。
ネージュ「ありがとう。美味しそうだね。
えっと、確か匿名でＤ君だったね。ネージュ・リュバンシェだよ。よろしくね。」
また出た！善なるオーラ！しかも白雪姫の！
カリムで慣れたつもりだがヴィラン系ばかりだったから心に素晴らしく来る！
A「はい、よろしくお願いします。」
ネージュ「確かにヴィーくんの主役が無いね。僕、ヴィーくんが主役の映画見たいな。
Ｄ君は何歳？僕とヴィーくんは15歳だよ。」
A「14歳です。」
ネージュ「歳下なんだ。Ｄ君の言葉のおかげで監督も作品を更に考えるようになったよ。何かもっと面白い映画になりそうだね。」
すっごい心綺麗。浄化される。
A「ヴィル・シェーンハイトととは友人ですか？」
ネージュ「うん！ヴィーくんとは幼い頃から映画の役をしてたんだ。」
ヴィル・シェーンハイトはそうでも無さそうだけど。
ネージュ「良かったらサインしようか？」
マジ？
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柳玲霊鑑(プロフ) - 指摘有難うございます。しかし、此処だけの話…其れは伏線です。(о´∀`о) (2022年7月27日 22時) (
レス) id: e9bdb0e98f (このIDを非表示/違反報告)
琥雪 - 19話の主人公が、ジェイドを呼ぶとき、ジェットになってますよ (2022年7月27日 15時) (レス) @page20 id: 7cb0ef4db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳玲霊鑑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時：2022年4月3日 22時
