人魚に出会う ページ11
覗くとタコではあるが…それは下半身で上半身は人。
アースラーのような存在か。
殺す気は無いのに警戒されるのは気持ちが悪い。
俺はナイフを見られて無い内にロイヤルソードアカデミーに転送させた。
蛸壺の中は本が二冊有った。
一冊はふっくらとした蛸足少年が真剣に読んでいた。
俺の前世のクラスメイトにもこんなふっくらした奴居たな。なんだかんだ列車好きで優しい性格だったな。
じゃあ、折角勉強している蛸足少年を邪魔してはダメだから、アトランティカ博物館に居るアンブローズ63世の所へレッツゴー！
そう思っていたのに。［2回目］
？？「ジェイド！あれかな！サメを刺したの！」
？？「そうですね。フロイド。」
なんか遠くから声が聞こえる。
二人は友達だろう。
アトランティカ博物館へ戻ろう、推しになった先生の所へ。
歩いて進むが横から勢いのよい水流。
行手には二匹の双子がいる。
ウツボと人をミックスした特徴だ。
スラムで有ったラギーに似たようにミックス。
サメはミックスじゃなかったのに。
どうせこの深海での速さはこの双子の方が速い。
諦めて止まる。
よく双子を見ると片方は垂れ目でもう片方は吊り目だし、黒のメッシュがあるのは左右逆、オッドアイも逆。
人間になったら確実に今まで会った友人を軽く超える身長。
双子は此方に近づく。
さてと、どっちがフロイドでどっちがジェイドだ。
？？「人間だ。ねぇ、あの槍どこから出したの。」
言ったのは垂れ目の方。
ギザギザした歯。ウツボだな。
A「学園長が取って来た物です。」
？？「学園長ですか。」
A「ロイヤルソードアカデミーの方。」
？？「陸の方ですか。何故サメを刺したのですか？」
A「フカヒレ食べたいからです。」
双子は目を丸くした。
？？「フカヒレって何？美味しいの？不味いの？」
A「サメのヒレを調理したスープです。美味しいかどうかは個人差が有りますが。」
？？「人間も魚食べるんだ。サメ以外に何食べるの？」
A「フグ。」
？？「フグですか。アズールにも聞いておきましょう。」
アズール？
俺は垂れ目のウツボに引っ張られた先は、さっきの蛸壺。
真逆だが
A「蛸足少年？」
双子はまた目を見開く
？？「アズールを知っているの？」
A「いえ、ただ見た程度です。」
覗き込むとまだ本を読んでいた。
？？「アズール、フグってなんですか？」
アズール「いきなりなんだ…人間！？」
あっ、気づいて無かったんか。
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柳玲霊鑑(プロフ) - 指摘有難うございます。しかし、此処だけの話…其れは伏線です。(о´∀`о) (2022年7月27日 22時) (
レス) id: e9bdb0e98f (このIDを非表示/違反報告)
琥雪 - 19話の主人公が、ジェイドを呼ぶとき、ジェットになってますよ (2022年7月27日 15時) (レス) @page20 id: 7cb0ef4db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳玲霊鑑 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時：2022年4月3日 22時
