監督生の本性 ページ29
監督生が椅子に座って今日の出来事を話す。
その表情は楽しそうだ。
友達が増えたようで良かった。
俺は微笑む代わりに頷く。
監督生「後少しでウィンターホリデーですね。…その、名前は何ですか?」
そぉっと聞かれた。
俺は苦笑いの気持ちで「知りたいですか?愛着が湧いて貴方を此の世界から出られないようにしますが。」と言えば、監督生は頬を掻いて「貴方は優しいですよ。僕に生活費を与えて下さるし、近況の確認をしますし。」と言った。
此の世界では監督生は、あまりにも無防備であるのに無警戒な発言をする。此処は優しい人でさえも環境や心次第で悪堕ちする世界だ。
前世と世界が違えど、唯一の善悪の本質は変わらない。
此処はディズニーをモデルした世界だが、ディズニーの鏡の世界だからこそ恐ろしい面もある。
…愛は執着とよく言ったものだ。
執着すると凶悪化する…つまり、メンタルヘルスが酷ければ最悪な結果に繋がる。
俺はため息を吐いて監督生に防衛魔法をかける。
A「監督生、壁があったら報告、連絡、相談をしなさい。」
俺はその場から離れて行った。
監督生は深く深く空気を吸い込み、
その場に居たゴースト達は引いていた。
一般的な反応だが他は異なった。
ケイト「どうしたの、リドル君?」
リドル「ボクの
エース「え、寮長。何でマジカルペンを握って…」
リドル「断罪する。不審者はこの手で首を刎ねてやる。」
デュース「流石寮長。感が鋭い。お供します。」
トレイ「待て、リドルー!」
レオナ「……気色悪りぃヤツが出た気が…」
ジャック「?」
ラギー「ならソイツ喰いに行きましょう。」
アズールは槍を持つ。
ジェイド「アズール?」
アズール(自称:Aの子)「養父は僕が護る!」
フロイド「アズール、何言ってんの。」
ジャミル(自称:Aの主人)「ランプが盗まれる。」
カリム「なんかあったか?」
ヴィル「何故かしら、嫌な予感がするわ。」
ルーク「気が合うね。私もだ。」
エペル「寮長、頼まれた毒林檎が完成しました。」
イデア「………ザクロ買ってくる。」
オルト「僕も行くよ。」
マレウス「……!」
リリア「マレウス?機嫌が良いが良い事があったのか?」
セベク「マレウス様?」
シルバー「?」
【次回予告】
監督生「吸いてぇ」
15人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たろ。(プロフ) - パ、パ、パ、パパぁ!!!!! (2022年7月7日 15時) (レス) @page9 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時:2021年11月28日 19時