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監督生の日常 ページ27

段々と学園に染まってきた僕は貸しを作った気持ちになる。いや、例え染まってなくても気にした。
学園生活に慣れてきて、テストを行う。
エース、デュース、グリムはなんだか自信満々だった。
昼休みになったし、購買部で買えなかったペンケースを買おう。
購買部の店主のサムが「小鬼ちゃんが求めているのはこれだね。」と数種類のペンケースを出す。
なんで分かったのか聞くと「秘密の仲間が教えてくれる。小鬼ちゃんが何を求めて此処に来たのか。」と抑えた笑い声をする。
学園の七不思議だ。
ペンケースは学園らしく黒をベースとしたデザインが主だった。
選んだのは白と黒のペンケースにした。
すれ違ったクルーウェル先生は少し機嫌が良くなった。

テスト結果はそこそこ良い点数だった。
エース、デュース、グリムは意外な事に80点以上だった。
学園にはテスト結果で点数が高い順に順位をつける。
これも凄い事に一位から50位がズラーと満点だった。
しかし、エースとデュースとグリムはさっきまで笑顔だったのに拙い顔をした。
二人と一匹の頭にイソギンチャクが生えて、引っ張られて行った。
何故こうなったか。
実はオクタヴィネルのアズール寮長と契約したからだ。
労働を代償とし、テスト対策ノートを借りる。50位以内であれば労働せずに終わるが、そうでなかった場合はモストロラウンジで仕事しなければならない。
馬鹿な二人と一匹を助ける為、アズール寮長と契約をする。
三日以内に博物館で写真を取ってきたら、働かなくても良いしオンボロ寮も返すと。
でも、ジェイド副寮長とフロイドが邪魔するからダメだ。
レオナ寮長の手を借りて漸く契約破棄に成功したけど、アズール寮長がオーバーブロット。
苦労したけど、なんとかなった。
アズール寮長は昔のふっくらした体格だったのがコンプレックスだから、その黒歴史を消したかったらしい。
でも、ここまでの高い実力を持つのは立派だと思う。

現在のモストロラウンジはポイント制にして、割引できるようになった。
夢はあの海の魔女の話だった。
毎夜、寮の鏡がよく光るし、黒い影が見える。
一体誰なんだろう。

日本昔話で地獄を見せる→←監督生と手紙



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設定タグ:転生 , 救済   
作品ジャンル:ファンタジー
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たろ。(プロフ) - パ、パ、パ、パパぁ!!!!! (2022年7月7日 15時) (レス) @page9 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon  
作成日時:2021年11月28日 19時

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