リドルの薔薇の言葉は2 ページ3
無数の薔薇、棘と葉っぱの中、凛とした
Aはこの薔薇の園の庭師に少し薔薇を切るよう頼んだ。
庭師はワザと首を傾げてニコニコと疑問を投げる。
「
庭師は頷き「なら何処を切れば良いかな」とハサミを持つ。
「花が終わった枝を切れば良いです。」
「どれがいい?」
「一輪咲きを」
庭師は切った薔薇をAにあげた。
薔薇は赤い色をしていた。
Aはその薔薇をボクにあげた。
庭師は「赤は嫌いかい?」と眉を下げるけどAは首を横に振った。
庭師はまた枝を切った。今度は青い薔薇。
Aは暫く見た後に鳩を呼び、薔薇を誰かに届けさせた。
庭師はまたまた枝を切った。緑色の薔薇だ。
これも青い薔薇の時と同様に、鳩を呼んで薔薇を誰かに届けさせた。
庭師はもう少し柔らかい色にしようとピンクの薔薇にした。
Aはもう少し長く見つめ、庭師用として渡した。
庭師は少し笑顔になるけど、A用の薔薇がまだない事に不満を持っている。
最後に白い薔薇となるけど、これもボクにあげた。
庭師は頭を抱えけど、Aが「私の為にありがとうございます。おかげで知人への贈り物が出来ました。」と言ったので、結果良しとしてスキップしながら去っていく。
ボクはそんな事よりも白い薔薇と赤い薔薇をAにあげたかった。
席を立ちAに二輪の紅白の薔薇を出す。
ニッコリして「これを君に」と言った。
この薔薇は僕の気持ちを具現化した姿だ。
赤い薔薇…情熱 美
白い薔薇…深い尊敬
でもあの二輪の薔薇は誰に贈ったの?
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たろ。(プロフ) - パ、パ、パ、パパぁ!!!!! (2022年7月7日 15時) (レス) @page9 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時:2021年11月28日 19時