怪猫と狂犬

男女混同の練習試合！ ページ33

和葉さんと対人パスをしつつ、ちらりと横目で蓮の様子を見やる。

『ドバンッ！！』
蓮「シャラァアアァァ！！
反抗期目野郎見たかゴラァアァァア！！」←

隣コートでは、スパイクの練習をやっているらしい。
相変わらず蓮のドでかいスパイクの音が、体育館に響き渡った。
そして相変わらずの低レベルの煽り。←

蓮の咆哮を聞きながら、私は再び和葉さんとのパスに気を戻した。

和「弟くん元気だねぇ〜」
貴「……すみません……汗」

あはは、と和葉さんは、テレビのお笑い番組でも見ているかの様に笑った。


清「よーし、じゃあたまには、男女混同の試合でもするか〜」
快「えっ、マジスか！？」
蓮「いやっほぉい！！試合だぁあぁあぁ！」←

……男女混同かぁ……少し不安だな……

流石に成人男性のスパイクとか絶対痛い……
腕もげる……←

「その言葉、切らせて貰う！」←→←蓮「姉貴はやらねえからなぁあぁ！」←

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