怪猫と狂犬

動揺 ページ29

「ちょっと快斗！！困ってるじゃない！」

男の人の後ろから、美人な女の人が男の人の背中を叩く。

快「痛ってえ！！」
「ごめんね、ウチの馬鹿が迷惑かけて……！」
「あ、い、いえ、お気になさらず……」
和「私は斉藤 和葉(かずは)。よろしくね！
こっちは村上 快斗(かいと)。一応私の彼氏。」

快「一応付けんなし」←
和「迷惑かけんなし」←

仲良いな、この人たち。←

「相変わらずだな、お前ら……」
快「あ、清さんチーッス」
和「こんばんは〜」

清さんと呼ばれた男性は、眠そうな目で私達を見た。

清「ん？坊主とお嬢ちゃん、誰だ？」

「…こんばんは。青葉城西高校の、
小翼 Aです。
こちらは双子の弟の蓮です。」
蓮「こんばんは！！」

清「青葉城西か。強豪校じゃねえか。

……あー、そういや、お前達二人以外にも来てんだよな、青葉城西出身の高校生坊主。」

「？そうなんですか？」

清「おう。ま、そのうちくるだろ。

ここにいるってことは、親に許可貰って、バレーの練習しに来たってことだろ？

じゃ、お嬢ちゃんは斉藤のとこ、坊主は村上んとこのチームでやんな。」

和「Aちゃん、宜しくね！何でも聞いて！！」
「分かりました。ありがとうございます。」

村「んじゃ蓮くん、早速行くべ。
お姉ちゃんと離れるの悲しいかもだけど(ニヤニヤ)」
蓮「べっベベベ別にっ、そっそんなっこっこことははは！？！？！？？」←

蓮、動揺しすぎ←

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