27話 ページ30
？サイド
なんなんだ、隙を見て1番無防備な状態の時に狙ってんのに何で歯が立たねェんだよ…！！！
「そろそろ諦めたら？」
甲板に座ってたら、女が話しかけてきた。
「嫌なら無理に仲良くしようとは言わないけど、でも自分自身を大事にした方がいいよ」
と言われ、カチンっときた。
？「うるせぇよ！失せろ」
と殺気混じりに怒鳴ると女は「はぁ〜」とため息をしてどこかへ行った。
また暫くしてまた誰かが近寄ってきた
そいつは俺の隣にコトっと茶碗を置いた、さっきの女が呼びに行ったんだろうなと思った。
そう言えばここに来てからずっと不思議に思ってる事がある
こいつら、白ひげのこと"オヤジ"って呼んでた…。
？「…… お前ら、何であいつのこと”オヤジ”って呼んでんだ？」
マルコ｢あの人が”息子”と呼んでくれるからだ｣
？「！」
息子…
マルコ「おれ達ァ世の中じゃ嫌われ者だからよい、嬉しいんだなぁ、ただの言葉でも嬉しィんだ」
？「っ……！！」
マルコ「さっき、Aに頼まれてな、あいつお前のこと心配してたよい"あの人絶対あのままだと死んちゃうから様子見に行ってあげて"ってよい｣
あの女が…？
マルコ「お前、命拾いしてこんな事まだ続ける気かよい、そろそろ決断しろい」
？「…」
マルコ「今のお前じゃオヤジの首は取れねェ」
んなこと…
マルコ「この船を降りて出直すか……ここに残って"白ひげ"のマークを背負うか！！」
？「っ…！！！！」
？side終わり
『うるせぇよ！失せろ』
そんなに怒鳴らなくてもいいじゃん！なんて野蛮な人！！
せっかく心配したのに…！
でも…あのままオヤジに挑み続けると絶対死ぬよねいつか、必ず。
う〜ん、死人は見たくないからなぁ〜
あっ…！！マルコに頼んでみよ！！
急いでマルコの所へ向かった。
丁度部屋から出てきたマルコと遭遇してすぐさまに
「ねぇマルコ！」
マルコ「ん？なんだよい？」
「あの人のこと見に行ってあげてよ」
マルコ「は？」
「あの人絶対あのままだと死んちゃうから様子見に行ってあげて」
マルコ「お前はつくづく優しいねぇ、わかったよい｣
「ホント？ありがとう！！ついでにサッチのところへ行ってご飯でも持って行ってあげてね！！｣
マルコ「はいはい」
さて！私は部屋に戻って一休みしよ〜⇽((おい
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作者名：鈴麗 | 作成日時：2022年8月24日 22時
