12話 ページ12
マルコside
もうすぐ冬島に着くから気温もどんどん低くなってきて一気に肌寒くなってきた。
甲板の方でどうやら停船の準備をしているようだ。
そう言えば、あの島いろんな店があったな。
Aに服でも見てくるよう言ってみるか。
甲板の方へ出てみると、そこにはAが何やらジョズと話しているようだ。
「ねぇ、どうかしたの？」
ジョズ「ああ、Aかもうすぐ冬島に着くから準備してんだ」
「冬島？」
冬島と聞いてキョトンとするAに背後から話しかけた。
マルコ「年中ずっと冬なんだよい」
「マルコ！｣
急に背後から現れた俺の姿を見てビックリしてるAを見ると小さい子供みたいで可愛く見える。
マルコ「Aも誰かと一緒に町へおりていろいろ見てくるといいよい服とか欲しいだろ？」
「お金持ってないもん」
マルコ「金なら心配しなくていいよい」
「え？｣
マルコ「服買うくらいどうってことないよい」
Aはしばらく黙り込み――
「じゃあ、マルコと一緒に行きたい」
と言って目をキラキラさせながらじっと俺の目を見つめた。
マルコ「俺と？」
「うん、あっ！でも忙しいなら別に大丈夫」
と言ってさっきまでキラキラしてた目が捨てられた子犬の様にしゅんとしていた。
マルコ「お前は本当に感情表現が豊かだねい」
しゅんとしているAの頭に手をポンと乗せて
マルコ「わかった、一緒に行くかい？」
その一言だけでさっきまでしゅんとしていた表情が一気に明るくなりパァっとしていた。
その表情を見て思わずドキッとしてしまった。
マルコ「(いやいやいやないない相手は子供だよい…しっかりしろ俺…)」
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作者より
ちょっと更新が遅くなってしまいましたすみませんm(_ _)m
なので、今回は2話分更新させていただきました。
語彙力のないワタクシの作品を読んでくださってありがとうございます！！誤字脱字やキャラ崩壊の部分もありますが、暖かい目で見守ってくださいm(_ _)m
さて！次回はドキドキお洋服選び！
更新まで少々お待ちください！！
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作者名：鈴麗 | 作成日時：2022年8月24日 22時
