短編アギシュ(仮) (ページ18)

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[夜]

少し遅れてしまい、急いで店内に入る。

｢いらっしゃいませー！｣と元気な店員さん。
亜生さんのいる個室に案内された。

『すいません…遅れて…』

亜生『ええよ気にせんで。生でええか？』

『はいっ』

亜生『すいません、生2つ〜』

……なんとも言えない空気が漂う。

亜生『………どう思った？』

『……っえ？』

亜生『……ラジオ…の…』

『あ、えっと……その……』

亜生『……ごめん。
男がこんなんやったらあかんな。
俺が言わんと……

ラジオで先に聴いたやろうけど
俺な…Aちゃんの事が好きやねん。』

『……私も、好きでした…前から…
だから、その…昨日、ラジオで聴いた時…
ビックリして…今でも信じれなくて…』

亜生『……ごめんな、直接言うの遅なって…
けど、気持ちはほんまやから
…俺と、付き合って欲しい…』

『……私なんかで良ければ…お願いします…』

目を合わせて2人で笑った。

するとちょうど
お待たせしました〜、と
生ビールが運ばれて来た。

亜生『君と僕の記念日に、乾杯っ』

なんてふざけながら乾杯をした。

亜生『実感、湧いた？』

『え？』

亜生『さっき、
｢今でも信じれない｣て言うてたから。』

『ん〜どうだろ…』

亜生『A』

『？…っ！』

その声に振り向くと、チュッとキスをされた。

亜生『…これで実感、湧いた？』

少し意地悪い顔をしながら笑っている。

『わ、わわっ湧いた！』

亜生『めっちゃ顔赤くなってるww
可愛いなほんま〜…』

一言一言にドキッとして、
ビールを一気にごくごく呑んだ。

亜生『めっちゃ呑むやん！ww
明日は休みや！酔え酔え〜！ww』

…初めてされた、ラジオでの告白。
キューピットの昂生さんにも
今度お礼言わなきゃ。

目の前にいる彼の手をギュッと握って
少しずつ湧いてくる実感。

今度は自分から、笑顔の彼にキスをした。

END

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ルミネのスタッフさん達が
こんなに芸人さんと接点あるかなんて
正直まったく分からないけど
小説だからなんでもありということで。

ミキの兄弟でんぱ良きです。
そして、深夜でんぱも始まったようで…
楽しみですね！