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3話 ページ3
『じゃあありがとうございました。またお礼しに来ます。』
来れるか分からんけど。とりあえずここにずっといるのまずいし。
「いいってことよ。お礼はそうさね、飲みにおいで。うちスナックやってんのよ。」
ヲタク(不審者)にも優しい言葉。言葉の端々に気遣いが見える。泣きそう。
「本当にありがとうございました。」
そう言って去ろうとすると、若いもんに送ってもらおうかとオトセサンが。若いもんって誰だよ。いや1人しかいねぇか。いやいや会話する気力ないから。こう見えても生粋のヲタク道極めてるから。喋れねぇって。
『いえいえ、ではまたー。』
そう言ってそそくさと立ち退きました。
はやく家帰ろう。お家帰って状況を整理しないと酷い目に合うよコレ。後ろからは早速聞き慣れた声がする。
「ババア、朝から何騒いでんだ!!!」
「うるせぇ!今何時だと思ってんだこのヤロー!!!」
ひいい、あぶねあぶね。思わず振り向くとこだった。目ぇ合ったら終わる。目ぇ合ったら夢小説みたいにめちゃくちゃにされちゃう所だったよ。
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作者名:ケサランパサラン | 作成日時:2023年8月18日 4時