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2話 ページ2

仕事は休みだが、薬の影響で早く寝た今日。
ーーーーーゴオォォォォォ
薬で寝れているとはいえ、寝心地がいいわけではない。
ーーーーーーゴオォォォォォ
とはいえ、こんなにうるさかっただろうか。心なしか、体が痛い。また変な寝方をしてしまったのだろうか。
ーーーーーーゴオォォォォォ
「おい、あんた」
妙な耳鳴りが響き、頭痛がする。あと妙な声。…気のせいか。
ーーーーーーゴオォォォォォ
「おい、おいってば」
んんーやっぱり気のせいではない気がしてきた。というか全身で訴えている気がする。これから悪いことが起こると。
ーーーーーーーゴオォォォォォ
「おいっ、おいっ起きろ」
ぇぇえええ?という気持ちを押し殺して、目を少し開けた。
『えっ』
眩しい光とともにおばあさんの顔が映った。それだけならいい。いやよくない、自宅で寝てたはずなのに何故か外に出てるとか意味わからんけど一旦置いといて良しとする。問題は景色とおばあさんの顔。どう考えても自分の見慣れた世界とはかけ離れてるし、何よりおばあさんの顔に見覚えがある。これはどう言ったことかと、状況を理解したかったが、いかんせん寝起きの頭なので…
『…おはようございます…』
口に出たのは挨拶。おばあさんは面食らったようだが、すぐにおはようと返してくれた。今お昼近くだけどねという余計な情報と共に。

…うるせえよ。
とりあえず、簡単な情報から整理する。
まず、私。何故か着物を着ている。そして路上でゴミにまみれながら倒れていた。見た目は変わってない様子。相変わらずのボサボサの顔に貧乳だ。美人になったわけではなさそうだ。…あはは。
そして目の前のおばあさん。何度見てもオトセサンですねー。
「なんだい、人の顔じろじろ見て。金取るよ。」
あーこの声もやっぱり聞き馴染みあるわぁ。
『すみません、まだ何が何だか分かんなくて。』
「あたしも何が何だか分かんないよ。店開ける準備してたら人が倒れてるんだもの。」
ですよねー。そうですよねー。
「はい、これ。良かったね取られてなくて。」
オトセサンから、財布を渡された。中には鍵やら身分証やら入ってる。ちなみに金は1枚の紙だけ。言っとくけど、中身触ってないからねと弁明の声も聞こえる。
『ありがとうございます。丁寧にして頂いて。』
「ほんとだよ、これっきりにしてもらいたいね。」
『あははは…』
私も同意見だわ。

3話→←夢見がちなトリップ、いや転生物?1話



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設定タグ:銀魂 , ギャグ , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ケサランパサラン | 作成日時:2023年8月18日 4時

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