片想いとサイダー [松田陣平]

21話 ページ23

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翌日







ある殺人事件について、
佐藤さんと松田くんと分かれて聞き込み中です







これと言った手がかりは見つからないし、

何回も警察が来てうんざりだって
怒鳴りつけてきたおじさんもいたし、

聞き込みってなかなか辛いんだよなぁ笑








特に何も情報を得ることが出来ないまま
集合場所の駐車場に戻る






ちなみに今日も佐藤さんの車に3人で乗ってきたんだけど…

相変わらずお二人の荒ぶりすぎた言葉のキャッチボールは健全でした笑








佐「Aちゃん！お疲れ様、どーだった？」







私が着くとすぐに佐藤さんも戻ってきた







「特になにも情報は入手できませんでした」

佐「そっかぁ、私もなのよね…うーん、」








犯人の目撃者が今のところ０人で

顔はもちろん性別も身長も何もかもまだ分からない

過去の事件とすごく似てるんだけど、
どうやら模倣犯の可能性が高くて…









佐藤さんと話していると松田くんがタバコを吸いながら
歩いてくるのが見えた







佐「ちょっと松田くん！
聞き込み中にタバコ吸うってどういうこと！」

松「もー聞き込み終わってんだろ」

佐「いやそうじゃなくて___！！！」








佐藤さんからメラメラ燃えさかる炎を感じる…

今触れたら余裕で火傷しちゃうと思う…








松「あーうるせぇうるせぇ」

佐「なんですって？？」

松「犯人の手がかり見つかったぜ、
向かいのマンションに住む相澤って男のベランダにある
防犯カメラに一瞬だけ映り込んでた」








そう言って松田くんはそのカメラの映像の写真を内ポケットから取り出した

わりとしっかり映り込んでいる






「さすが松田さん…早く署に戻りましょう！」

佐「でかした！って言いたいところなのに
言えないこの感情……」

「ま、まぁまぁ笑」





松田くんは傍若無人で確かに協調性には欠けるけど…
やっぱりすごい

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