両片想いとサイダー[松田陣平]

75話~萩原side~ ページ28

萩原side
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おっ………！

よく言ったぞ陣平ちゃん…！！！





って十分すぎるくらいここまで時間かかったけどな








萩「…………笑」

松「…んだよ、」

萩「好きなんだ？」

松「…だからっ…今言ったろ……」







俺からの視線とこの空気感に耐えれなくなったのか陣平ちゃんは照れたような怒ったような顔で目の前に置いてあったビールを一気に口に流し込んだ









萩「やっと素直になったか〜、まぁ、幼馴染みの俺としてはちとジェラっちまうがな」

松「女に嫉妬してんじゃねーよ…」

萩「陣平ちゃんが愛してやまない大親友はこの萩原研二だもんなっ？」

松「まあな」

萩「おお、素直だな笑」






いつものようにテキトーあしらわれて終わりかと思ったのにやけに素直で思わず頬が緩む

あ〜だめだな、俺陣平ちゃんのこと好きだわ

勿論恋愛対象内とかそういうのじゃねぇよ？







けどやっぱ…多少はジェラっちまうよな、笑

まあそれでも全力で応援すんのが親友の務め







萩「んじゃあ陣平ちゃん、認めちゃったなら早いとこアクション起こさねーと」

松「なにすんだよ」

萩「はぁ？？？」







ちょいまて、何だこのおバカ発言は

あれ、ここまでバカだったっけ←







萩「好きと分かれば次にやることはひとつっしょ？」

松「あーーー……」





さすがに分かったのか陣平ちゃんは決まりが悪そうに俯いてそんまま静止した






松「いや、でも別に付き合いたいとかじゃ」

萩「Aちゃん可愛いしいつ告白されて付き合っちゃっても全然おかしくねぇけど？」

松「…むり」

萩「ならどーするかわかるよな？」

松「……/」






まじで俺優しいわ、ここまで丁寧に教えてあげる人いる？

まっ、全部陣平ちゃんだからなんだけどよ







そんな陣平ちゃんはというと、湯気出てんじゃねぇかっつーくらい赤くなって俺を見つめていた

ずっと一緒にいた俺でもなかなか、いや1回も見たことねぇような超レアな姿だ






萩「あんた真っ赤よ」

松「っ酒のせいに決まってんだろ」







思わず吹き出しそうになるも怒らせないために必死に堪える

今怒らせたらたぶん生死の境をさまようレベルまでには連れていかれる、と俺の勘が働いているからだ

けどすまねぇ、これだけ言わせてくれ…








萩「陣平ちゃんってこんな可愛かったっけ」

松「あ"？」







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少し長くなってしまいました、すみません！

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