両片想いとサイダー[松田陣平]

70話 ページ23

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(ｶﾞﾁｬｯ






「ただいま〜」







いつものように靴を脱ぎながら誰もいない部屋にむかって呟く

なんか癖で言っちゃうんだよね…笑







鞄を置き手を洗ってすぐにお風呂に入る準備をする

いつもは遅くに食べるのに抵抗があって先にご飯にするんだけど、今日は少し早く帰ってこれたから




綺麗にしてからご飯食べる方が気分が良くて好き






(ﾋﾟｺﾝｯ

苗[眠たい……起きてるから心配しないで…」







通知音が聞こえ鞄から携帯を取り出し画面をつけると
いかにも電話を催促している苗子からのLINEが…笑

眠たいって早くない…？







[寝て大丈夫だよ、疲れてるんだね]

苗[やだ、きく、はやくおふろはいるならはいって]

[20分以内！]








かなり眠たいのが伝わるけど、こういう時の苗子はきまって寝ない…笑

早く出ないと…

髪の毛長いから乾かすの時間かかるんだよなぁ、
そろそろ切ろっかな







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「もしもーし苗子さーん」

苗「苗子さーーん」

「いやあなたですよ笑」






あれから迅速にお風呂を済ませご飯の用意を進めながら電話を繋げた

…相当眠そうだな笑

ていうか酔ってる…？笑







苗「千葉くんの写真見てた…」

「おーーー、笑」

苗「なに？馬鹿にしてる？
たいしてかっこよくないのにーって？最近肥えただろって？」

「まって思ってないから笑」






ダメだ…ちょっとおかしくなってる

最後のに関しては確実に苗子が思ってることでしょ笑

確かに警察学校時代と比べたらかなりお肉はついたと思うけど…笑






苗「でもいいもん、私は好きだもん千葉くんの全部が」

「素敵じゃん」

苗「で、Aの彼氏は？早く聞かせなさい！」

「いや彼氏はいないけど、松田くんのお話ならあるよ」

苗「うん早く」






ほんと……何この子…笑

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