もしも、あなたと恋したら １

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女 「 大貴センセー♡♡ 」


女 「 お弁当作ってきたんです！！ 」




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朝から女の子たちに囲まれている有岡先生。





昨日はありがとう って伝えたかったけど…

あんな状態じゃ無理か。





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薮 「 そこのサボリ魔さん… 」



保健室に入ろうとしたところで、

わたしの恐れていたものに出会ってしまった。





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薮 「 コラ…逃げない！ 」



「 おこ…………？ 」



薮 「 あたりまえでしょ。あとで職員室に来なさい！ 」




笑みを浮かべているけど…

目が笑っていない。




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「 わかりました 」



薮 「 返事はいっちょまえだな(笑)」




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これはなにをされるかわかんない。



放課後居残り掃除か…

居残りで補習をされるか…




考えるだけで恐ろしい←




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もう少しで朝のHRの時間だけど、

わたしには別に関係ない。





静まり返っている自販機前に立ち、


お金を入れコーラのボタンを押す。




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ガタンといつもは大きな音がするはずなのに、

今日はわりかし落下音が小さい。





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「 嘘でしょ…コーヒー牛乳… 」




甘くて少しほろ苦いコーヒー牛乳は

昔からあんまり好きではない。




その前になんでコーラが出てこないの？！？！





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