笑う門には恋きたる (ページ15)

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"西畑くんちょっとええかな"

『なに？』

"今からあんたに告白するからすOKしてくれへんかったら彼奴と重岡先輩のことぐちゃぐちゃにする、それだけ。"

『は？』

＿＿＿＿だるい連中

『俺が嫌いなこと知ってて言ってるん？』

"嫌いって言ってくれてからの方が燃えるやん".

『あほなん？』

"そういう訳やから、じゃ"

、

"さあラストは2Hの加賀美さんです"

、

"告白するのは西畑大吾くんです"

『ん、』

「先輩！大ちゃ、」

〈え？彼奴、〉

「いつから好きやってんやろ」

正真正銘、私をずーっといじめてきたあの子だった

"好きです。付き合ってください"

『お願いします』

.

大ちゃん、どうして？

〈花火、行こ！〉

『あっ、ひとつ言わせてください』

「ちょっと待って、」

『A、先輩おめでとう』

自然と涙が溢れた。

〈悲しい顔すんなって、〉

「すみません、(笑)」

〈ほら、行くで〉

ぱっと差し伸べられた手を握ると安心する

"ありがと、これで邪魔はしないから"

『約束な。』

大ちゃんがどんな状況にいるかも知らないまま