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『んなあ、後夜祭は一緒に居りたい』
「どしたん急に(笑)」
『全然回られへんかったから!それだけ!』
…というわけで
"それでは、後夜祭スタートです!"
.
無事に2日間の文化祭も終え、後夜祭が始まった。
高校生だけの夜はもちろんただの夜じゃない。
.
"放送です。第10回告白大会に出場する生徒は本部に集まってください。"
うちの学校伝統の告白大会。
まあ私には無縁やけど、ここで結ばれたら割と長続きするらしい。
結婚とまでは保証できひんけど(笑)
.
『みんなすごいなあ』
「せやね、青春って感じ!」
『あっ、始まるで』
"それではお待ちかね、告白大会行きましょう!"
堂々と告白して振られる人も付き合う人も私にはキラキラと輝いて見えた
"次は3H重岡大毅くんです'
「えっ?」
『あっ、先輩やね』
大ショック……
『まああんなイケメンやし、好きな子いても、な?』
〈俺が告白する子は、1FのAちゃんです〉
「『はっ!?』」
〈おいで〉
校庭に悲鳴と歓声が入り交じった卑劣な声が響く
『ほら、行けって。』
「でも、」
『大丈夫。自信持てって』
恐る恐る壇上に上がる
〈仲良くなったんは最近やけどもっと知りたいと思ってます、急いでるわけやないし、でも答えが知りたいです。〉
.
〈好きやで〉
.
嘘やろ、この状況、
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作者名:少女A | 作成日時:2017年9月7日 0時