【H×H】イルミと結婚したい情報屋。2

55日目。 ページ24

「漫画とかでは大体さ、修羅場を乗り越えてヒロインが助かった後、助けてくれた人と結ばれるじゃん？なんで私たちにはそれがないんだろう」

「君の顔面偏差値が低いからじゃない？」

「ほんとあっさりと私の顔ディスってくるよね」

「あれ、今のであっさりに聞こえたのか……おかしいな、結構強めに言ったつもりだったんだけど。じゃあもっとはっきり言うね」

「そういう意味のあっさりじゃないから！！それ以上強めに言われたら私のメンタルが暗殺される」

「なんだ違うの」

「違うよ！」

「ふーん、そんなことよりあれ、ヒソカに伝えといたよ」

「え？」

「お礼言っといてって言ったのは君でしょ」

「あ、ああ、あれか！ありがとう！ヒソカさん元気だった？」

「ピンピンしてたよ、腕は取れてたけど」

「あれ、ピンピンって何だったっけ？！ていうかそれ大丈夫なの？！」

「ヒソカのお気に入りの女に治してもらってたから大丈夫じゃない？」

「お気に入りの女？」

「幻影旅団に所属している、確か、マジとか言う……」

「マチさんかな？」

「ああ、それそれ」

「ひどい覚え違いを聞いたぜ」

「覚え違い？覚えてなかっただけだよ」

「なお悪いわ！
あー、それにしてもイルミもツンデレだねぇ〜、嫌だとか言いながらも、ちゃんと伝えといてくれるんだから！やっぱりイルミってば私のことが」

「……」

「ごめんて」

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