61日目。 ページ30
「ツンデレの人のさ、ツンとデレの割合について考えてたんだけどさ」
「心底どうでもいい」
「まあちょっと聞いてくれよ……私の理想はツンとデレが6:4、なんだけど」
「……」
「イルミ九割九分ツンじゃね?と思って」
「え?俺が君に一回でも優しくしたことあった?」
「名前呼んでくれるようになったじゃん!」
「残念なやつだなあ」
「うるせぇ」
「それが優しくした、に入るなら俺、君よりヒソカに優しくしてることになるんだけど」
「え?まさかヒソカさんとそういう関係だったの?」
「殺すぞ」
「ごめんさすがに冗談だから……っていうかもしそんなことになったら私立ち直れないから……」
「そんなことになってないけど立ち直らなくていいよ」
「何から?!って違うんだよそんな話じゃなくてさ」
「何」
「だからもうちょっと私に優しくしてくれてもいいんじゃないかなって……」
「無理」
「だろうな!!華麗すぎる即答を本当にありがとう」
「どういたしまして」
♢
「ところでイルミさん最近お見合いの話とかないの?」
「なんでそんなこと聞くの」
「いや、その、私の立場危うくなってないかなと思って」
「なってないよ」
「?!」
「ついこの間の見合い相手がブスすぎて断らざるを得なかったし」
「そっちかよ!!」
「あいつと結婚したところでゾルディック家の為にもならなさそうだったしね」
「……イルミらしいな」
「そう?」
「ていうかそこまで顔重視なんだ」
「いや、流石にあれは無理だなと思っただけ」
「し、写真みせて」
「はい」
「……」
「……」
「……?美人じゃん」
「目おかしいんじゃないの?」
「いやイルミがな?!これ相当な美人だわ!この人をブスとか世の中の女性に謝れよ!!」
「嫌」
「だろうな!!」
「お前の方がマシな顔してるよ」
「な、なに?何で?!ま、まさかブス専」
「死ね」
「ちょっ」
♢
「……結局、惚れた相手が一番可愛く見えるんだよね♦」
「突然何?」
「別に♣」
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バナナ - とっても最高でした!!有難うございます!!更新待ってます!! (2022年9月20日 2時) (レス) id: e7b90db1c1 (このIDを非表示/違反報告)
どらやき(プロフ) - 孤歌さん» ありがとうございます!面白いと言っていただけて嬉しいです……!これからもよろしくお願いします! (2018年7月3日 23時) (レス) id: a2747e3aed (このIDを非表示/違反報告)
どらやき(プロフ) - みーたんさん» コメントありがとうございます!ぜひ続編でもお付き合いいただけると嬉しいです! (2018年7月3日 23時) (レス) id: a2747e3aed (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - 初めまして凄く面白いですね!更新待ってます(゜∇^d)!! (2018年7月1日 15時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - 一言で言うとやばすぎますね (2018年6月24日 20時) (レス) id: 46104a2fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どらやき | 作成日時:2016年1月24日 18時