第三十一話 ページ32
ボンside
A「…ねぇ、ボンってさぁ」
ボン「ん？」
A「何で荒木に服従してんの？」
騒がしい教室でAが急にそんなことを言った。
一瞬で冷めた空気が広がる教室。
そんな中でAはまた口を開く。
A「お前等もだよ
コータロー、リョータ」
コータロー「ッッ！」
A「目障りなんだけど。
ボンに限っては情報まで提供しちゃってさ」
ボン「…逆に何でAは大人のことを毛嫌いするの？
何で俺にも理由とか、話してくれないの？」
A「ボンには悪いけど
一番ボンだけには言いたくない。」
それだけ言って教室を出ていくA。
最近、獅子丸が仮面を狩るために動いたときから
Aは機嫌が悪かった。
.
.
ボン「Aっ！！！」
A「…ボン…。」
教室を出ていったAを追いかけた。
今にも泣きそうな顔のAをぎゅっと抱きしめる。
ボン「俺、Aが昔に何があったか…
軽くだけど知ってる。」
A「ぇ…？」
ボン「孤児院の出身だよな…？」
A「ッッ 何で…っ！」
ボン「親が孤児院も経営してて…
Aがいた孤児院、そこだった…」
A「なら…何があったか…
聞かなくたってわかるじゃん…っ」
そういって泣き出すA。
俺が知ってるのはAが孤児院出身だったこと。
孤児院の経営ファイルにAの名前が載っていて
本当に偶然知っただけで…。
ボン「A、俺ん家おいでよ。
何があったのかだけ聞いても良い？
少しでもAのこと理解していたいから」
A「…わかった…」
小さく呟いたA。
俺はその震える背中を優しく抱きしめた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 342人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「京本大我」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
京叶 - りぃなさん私は、今日から短編を書こうと思います！私の先生になってください！！ (2014年8月4日 19時) (
レス) id: e38c4f423d (このIDを非表示/違反報告)
羅火(プロフ) - 見つけたーd=(^o^)=b (2014年2月22日 21時) (レス) id: 41463a1698 (このIDを非表示/違反報告)
蝶葉(プロフ) - うかさん» あいよー (2013年11月24日 6時) (レス) id: 00faed0d6d (このIDを非表示/違反報告)
うか - おお、ついに見つけましたよ笑笑更新ふぁぃてぃーん♪ (2013年11月18日 19時) (レス) id: 9e6a7aabbb (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 面白いです！がんばってください！ (2013年11月16日 22時) (レス) id: fc25b83a14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蝶葉 x他1人 | 作成日時：2013年7月14日 21時
