慎太郎side ページ5
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今日の深夜は樹が担当。
あいつがシャワーを浴びて帰ってきたら俺は帰る。
だからその前に、
「A、」
『なに？』
部屋の広い窓から空を見上げている彼女にそっと近づく。
『もう帰るんでしょ？』
「樹が戻ってきたらな」
ジェシーと北斗はもう既に帰った。
アイツらが居なくなるとやっぱりここは静かだな、と毎回思う。
『そっか』
俺はゆっくりと振り返ったAの手を掴む。
少し驚いた彼女をそのまま引っ張って胸の中に閉じ込めた。
『…えっ……』
慎太郎？と小さく名前を呼んだA。
「………本当はどうだったの？」
『え、…何が？』
「鷲尾に会った時、どうだった？」
胸の中にいる彼女が今、どんな表情してるかはわからない。
だけど、Aの声が少し震えた気がする。
「正直に言っていいんだって。」
なんで今更、俺に遠慮してんだよ。
もう一度、強くAを抱きしめた。
すると、彼女は力なく俺の腰あたりに腕を回す。
『………怖かった』
今にも消えそうな声。
必死に押し殺してた感情が溢れた気がした。
「よく耐えたな」
『ん……』
だって今までアイツの声を聞いただけで震え上がってたAが、あんな会話までしたんだぞ。
昔、暴力を振るわれてた人間に対してそんなの…
そりゃ、めっちゃ怖いだろ。
『…声、聞いたらやっぱり昔を思い出した。握手、したでしょ？実際に触れた手……が、怖くて』
「うん」
『でも言いたいことは言えた。』
…お前はよくやったよ
そういって彼女の頭を撫でたら
Aが俺の腰に回してた腕の力を強くした。
『やっぱ慎太郎には気づかれてたか』
「バレバレ」
『そっか、』
隠すの下手になっちゃったかな、と鼻をすすったAが俺を見上げる。
薄らと涙をうかべながら笑おうとする彼女に
＿＿＿＿＿＿＿思わずキスをした。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - ちょりこさん» ありがとうございます！私も半年かけて書いた作品が終わったのは達成感もありますが、寂しさも感じてます😭またたまに読み返してカッコイイSPくん達を補給していただければと思います！！楽しい作品と言っていただけて嬉しいです！🙇♀️ (2022年11月27日 17時) (
レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎回カッコイイたろを楽しみにしてたから 、終わってしまうのはちょっと寂しいですね 。でも楽しい作品でした！ (2022年11月26日 23時) (レス) id: 08dc60e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - ぁぃさん» ありがとうございます😭😭ぁぃさんのお話も大好きです！いつも楽しく読ませていただいてたのでコメント嬉しいです꒰( ˙ᵕ˙ )꒱ありがとうございます！ (2022年9月30日 8時) (レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - 今読んでいる作品でダントツ大好きです🥲♡ (2022年9月30日 2時) (レス) @page23 id: 8766758dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶-アゲハ-
| 作成日時：2022年8月10日 0時
