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※
(ジョングク side)
「いった！くっそ！なんで壁なんかあるんだ！」
まただ。
Aの体が左右に揺れたかと思うと壁にぶつかっていた。壁に対して悪態づいているが明らかに今のはお前が悪いし、理不尽だと思う。
Aはそんな俺の視線に気づいたのかこっちを見てへらっと笑ってきた。
こっちの気も知らずにへらへら笑いやがって。
思わずへらへらした顔を少し引っ張るといきなり痛いっと叫んできた。Aの大げさすぎる反応にくすっと笑ってしまう。そんな痛くしてないし！
「ふはっ、やっと笑った。」
それを見てAが嬉しそうにニヤって笑う。
あ、くそ、嵌められた。
そう思って顔を元に戻すとAは不機嫌そうにため息をつく。
「もー、何をそんなに怒ってんだよ。グク。
お前には笑った顔が1番お似合いだぞー？」
「別に、怒ってないし。」
「…あーもう、そうかよ。わかったわかった。
ゴメンって。怒ってないならなんでそんな不機嫌なんだよ。」
「…そんなのAのせ…
…いや、なんでもない。」
不思議そうな顔をしてAが俺を覗き込んでからそっか、と一言呟いてにこっと笑った。
ほんとこいつ表情がコロコロ変わるな、なんて。
Aの目の下には相変わらずクマがあった。
前より濃くなったのは気のせいだと思いたい。
いつもそうだ。
たぶん近々新曲のMVを撮る予定だからそれに向けて夜な夜な1人で練習でもしているんだろう。
ジニヒョンもこの前早朝にAが帰ってきたって言ってたし。ラジオでも寝るし。
最近よく色んなところにぶつかりながら歩くし。
そこまで考えてAのクマを親指でそっと撫でる。撫でたって消えはしないってわかってるけど。
「ジョ…ジョングガ？
…っは！！…これはよく少女漫画である展開…？」
きゃっ、グクのピョンテー。なんて声を上げているAに若干の殺意を覚える。
俺は知っている。
いくら夜中練習するのは止めろって
Aに言ったって笑って誤魔化されることを。
俺は知ってる。
知ってるからこそ言っても意味ないってことも。
俺は知ってる。
いつか、Aが限界を迎えて倒れることも。
そりゃそうだ。人間寝なきゃ倒れるに決まってる。
本当はやめてほしい。
けど、言ったって意味ないんだ。
自分が満足するまでやる、
Aってそういうやつ。
もう知るか、勝手に倒れろパボ。
痛みが教訓になればいい。
なんて。
あーあ、こっちの身にもなってくれ。
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sasa(プロフ) - ふまけん*たわーさん» コメントありがとうございます！変態な部分は私の性癖といいますか…はい、すみません、たまに暴走しちゃいます。いい塩梅でいけるようこれからも頑張ります！笑 (2018年3月9日 23時) (
レス) id: 0633b6760c (このIDを非表示/違反報告)
ふまけん*たわー(プロフ) - この変態ぶりがたまらないです笑 ギャグとシリアスが織り交ざってて面白いです！！ (2018年3月8日 21時) (レス) id: 3ff23f2807 (このIDを非表示/違反報告)
sasa(プロフ) - みんゆんさん» うああ、コメントありがとうございます。戦力外ナムの可愛さ伝わって嬉しいです笑笑 (2018年3月5日 21時) (レス) id: 0633b6760c (このIDを非表示/違反報告)
みんゆん(プロフ) - 戦力外ナム可愛すぎでした笑 (2018年3月5日 17時) (レス) id: 12ed10ffb4 (このIDを非表示/違反報告)
shinov347(プロフ) - sasaさん» あ、もう間違いなく最後まで待ち続けます笑笑 応援してます。 (2018年2月20日 17時) (レス) id: 5f35cc03ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sasa | 作成日時：2018年2月7日 13時
