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…やっぱりな。
グクから躊躇いがちに紡がれた言葉は俺の中で勝手に推測していた予想通りのもので疑惑は確信へと変わり、最後のピースがはまる音がした。それと同時に厄介な問題が増えた事を示していた。
…まあとりあえずそれより今重要な問題は、目の前にいるグクが今にも殴りかかってきそうなくらいの怒りのオーラを纏ってるってとこだな。
「…なんで知ってたにも関わらずそんなバカな行動をしたんだ、このパボ？」
「ああ、よくわかってんじゃん。パボA。」
そう言って俺に絶対零度の眼差しを向けた後、キッチンの中へとグクは消えた。
…流石に今のは怖すぎてちびるかと思った。
俺が知っていたという事実があった事によって、知らなかったからしょうがないというのが無くなりより怒りが増したみたいだ。そりゃそうだよな。
グクをこんなに怒らせてしまった理由はわかっている。俺がアイドルとしての自覚を持たず簡単に女の子とカトク交換をしたから。尚且つただの女の子ではなく、俺に好意を持ってる女の子だという事を知った上で、だ。
…確かにこれだけ聞けば、俺はただの女の尻が大好きなクソアイドルだ。
「でも別に…俺、女の子とカトクしたかったから交換したわけじゃないし…。」
「…へー、じゃあなんで？」
「うわっ！？いつの間にいたんだよ？！」
ギシッと俺の隣に座り、俺の微かに愚痴った言葉にグクが反応をする。俺が驚いて顔を上げるとグクの髪と俺の髪が合わさる。
…待って、なんか距離近くない？
もしや、俺を物理的に逃さないってことかな？
「…あの、至近距離のイケメンは心臓に悪いって前言わなかったっけ？」
「…手。」
「え？お手？」
俺のバカな返答に呆れたのかため息をついて俺の腕を引っ張り、俺の手首に何かを当てる。
「冷た！！！おいこら！いきなりはやめろ！！心臓が飛び散るからやめろ！！」
「うるさい。」
俺の言葉は華麗に一蹴されたがグクは今の言葉とは反対に優しく冷たいものを手首に当て続ける。
どうやら俺の手首に当てているものは氷らしい。大したことないし、そんなに気にしなくていいのに。
「…別にここまでしなくていいよ。お前、色々気にしすぎ。」
「Aは色々隠すのが好きだよね。だから俺も気にしすぎちゃうのかもなぁ。」
「…。」
わざとらしくグクがこちらに笑顔をみせてくる。それに対して俺は思わず苦笑いを返すしかなかった。
どうやらこの筋肉ウサギは俺を逃がしてくれそうにないみたいだ。
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sasa(プロフ) - ふまけん*たわーさん» コメントありがとうございます！変態な部分は私の性癖といいますか…はい、すみません、たまに暴走しちゃいます。いい塩梅でいけるようこれからも頑張ります！笑 (2018年3月9日 23時) (
レス) id: 0633b6760c (このIDを非表示/違反報告)
ふまけん*たわー(プロフ) - この変態ぶりがたまらないです笑 ギャグとシリアスが織り交ざってて面白いです！！ (2018年3月8日 21時) (レス) id: 3ff23f2807 (このIDを非表示/違反報告)
sasa(プロフ) - みんゆんさん» うああ、コメントありがとうございます。戦力外ナムの可愛さ伝わって嬉しいです笑笑 (2018年3月5日 21時) (レス) id: 0633b6760c (このIDを非表示/違反報告)
みんゆん(プロフ) - 戦力外ナム可愛すぎでした笑 (2018年3月5日 17時) (レス) id: 12ed10ffb4 (このIDを非表示/違反報告)
shinov347(プロフ) - sasaさん» あ、もう間違いなく最後まで待ち続けます笑笑 応援してます。 (2018年2月20日 17時) (レス) id: 5f35cc03ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sasa | 作成日時：2018年2月7日 13時
